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研究・開発・実験 の一覧

2017-08-10

前回の続きですが、セミナーで来岡された

前先生を連れて、翌日は1日あちこち回りました。

 

県内の某住宅会社さんも途中まで同行されると

いうことで、そちらの会社さんの展示場から。


 

こういった機会には、他社さんの建物も体感できるので

我々も勉強になります。

 

最近本当に増えている、基礎断熱+床下エアコンです。



 

昨年の冬の撮影は1日5邸ずつ、2日で10邸回って

かなり大変でしたが、今回も1日で5邸回ります。

 

当社のOB様のお宅も3邸含まれていますが、こちらは

全然暑くなく快適で、お邪魔すると出たくありません(笑)


B○Wが新車で買えそうな値段の広角・高解像度の

サーモカメラで淡々と撮影を続ける前先生。

 

そして今回は、事前に当社に送られてきた

大きなケースから不思議な機械が登場しました。


 

怪しいロボットのようにも見えますが、設置場所の

空気温度・輻射温度・相対湿度・気流(風速)の測定器です。

これに着衣量・作業量を設定すると、PMVおよび

PPDという、快適性を表す数値を表示してくれます。

 


例えばこのお宅では、

空気温度(上から3番目)は26.8度で、

放射温度(窓や壁や床からくる放射)は27.2度。

エアコンで空気温度を下げても、あまり窓が多すぎたり、

断熱・遮熱が低く、壁自体が熱くなっていると、放射温度

が高くなり不快になります。

また温度が低くても湿度が高いと不快ですし、その逆は

快適など、快適性は複合的に判定する必要があり、この

PMV測定器では1台で結論が出るので話が早いですね。

 

上の例では、PMVが+0.72、PPDが15.8。

「イスなどでじっとしていると快適ですが、作業量1の

設定なので少し仕事などをしていると暑く感じる程度ですね。

簡単に言うとPPD15.8は、100人いると15.8人が

不快と感じる指標です」と前先生。

確かに、このあと伺ったお宅のちょっと涼しい小屋裏が最も

快適という判定でしたので、設定により判定も変わります。

 

暑い・涼しい・暖かい・寒いという感覚には個人差があるので

確率的な表現ですが、このように数値化することで、共通した

物差しを設定するとわかりやすいです。

 

また、窓の外にシェードをつけているOB様邸にも

お邪魔しました。


取り付け作業時の写真ですが、窓の外に

取り付けるタイプです。

(この商品はYKKAPのアウターシェードです)

 

これが、日射熱を81%カットするのですが、

内側から見ると、こんなに明るい!!


実は私の自宅でホームセンターで購入した安価なものを

つけていたことはあるのですが、⇒ 当時のブログ

中が暗くなりすぎて不評なので辞めたのですが、

やはり本物は違います・・・

 

ちなみにシェードを開くとこんなに日射熱が入ります。


もちろん、この環境も測定されていました。

先程の放射温度が全く違ったはずですが、

またその結果は教えて頂くことになりました。

 

今回、時間のない中で5邸を案内しましたが、どこでも

黙々とデータを測り、サーモ画像を撮影し、方位を確認したり

照度計で明るさを測ったり、お施主様にヒアリングをしたり・・・

必要なデータを黙々と、淡々と集めていきます。

 

 

そして最後に大手ビルダーの物件の撮影に入りました。

こちらは天井断熱だったため、点検口から天井裏を

撮影したいとのこと。

 

ちょうど日が当たってて、天井裏はかなり暑い時間帯ですが

お施主様のOKを頂くと、構わず上がり始める前先生。

そういえば一昨年の夏も同じ光景を見たような・・・⇒ その時の記事



屋根の裏面が40度を超えていたそうですが、

この状態で10分ほど撮影を続け、汗びっしょりで

降りてこられました。

そして暑いの一言もなく撮影結果を確認します。

本当に熱心ですね・・・

 

この日は朝9時から夕方6時まで撮影に走り続け、

そのまま岡山空港までお送りしてお別れでしたが、

車中でいろいろと話ができました。

 

セミナーで話されていた通りで

「100%の家が性能を持つようになってほしい、

自分が全ての解を持っているわけではないが、

温熱環境に関してはできる限りサポートしていく。

住宅業界にも優秀な人は沢山いる。いろいろな人と

一緒にやっていきたい」

と静かに燃えておられました。

 

このような動機もあり、行動も具体的で発信力もあるので、

業界では引っ張りだこになるのもうなづけます。

このような熱い先生も何人かいらっしゃるのですが、でも、

工務店や住宅会社向けのセミナーって、「聞いておしまい」

ということも多いんです。

 

そしてなぜか国のルールは抜け道があるので、現状では

消費者(お施主様)が知識をつけて目を光らせて自己防衛する

必要があります。前先生には一般メディアにもガンガン出て

欲しいくらいです。でも気密がないと断熱の意味がないよ、

などという内容は、メジャーなメディアには流れないでしょうね・・・

 

将来は、前先生をはじめとする熱い先生方のこのような活動や

弊社のラジオなどによって、多くの住宅会社が家には本当の

性能を持たせなければ、と思うようになって欲しいと思います。

 

方向性が似ていて、思いが強く、行動力のある方にお会いできて、

とても元気づけられた二日間でした。

 

撮影にご協力いただいたお施主様にも心よりお礼申し上げます。

ありがとうございました!!

 

posted by 岡本 | コメントなし | 研究・開発・実験 | 2017/08/10 - 17:13 |
2017-08-07

毎度毎度、お話を聞くたびに刺激を受ける

東京大学の前准教授ですが、また岡山に登場しました。

 

今回も会場はコンベックス岡山の大会議場です。


開始前の写真ですが、この後200人超が

入ってきて席は埋まってしまいました。

 

このイベントは毎年全国で開かれている

サッシメーカーYKK AP社のフェアです。

いつも外部講師の話が聞けて勉強になります。

 

後ろには新しい木目調の樹脂サッシ窓

APW330の展示などもあります。


 

沢山の工務店や住宅会社が来て、使用事例も

展示されていますが、実は樹脂サッシを

使用している会社はまだまだ少ないそうです。


 

そこへ前先生のセミナーが。

以前にも「”性能の低い住宅を売るのは犯罪”

という法律ができて逮捕されるゾ」といったような

ブラックユーモアを交えたプレゼンで、雰囲気を壊さず、

しかし家を建てる会社に向けて強烈なメッセージを伝えていました。


 

今回はさらに拍車がかかっており、1時間のうち

7~8割は、次の内容が占めていました。

・住宅に暖かい涼しい、構造が強い等の性能があるのは当たり前。

・その当たり前をしない会社は辞めた方がいい。顧客に迷惑がかかる。

・これから日本を担う若い家族、子供が安心して幸せに住める建物を

建てるために、皆さんの頭脳と指先を駆使してください。

そして性能のある家を当たり前にしてください。

 

これを、静かな口調で繰り返し繰り返し、何度も訴える姿を見ると、

感銘を受ける以前に、「何故、家を建てるプロが集まって、実際に

家を建てていない人からここまで諭され、まともなことをしましょう、

しないのなら辞めた方がよいですよ、と説得されなければならないのか」

と情けなくなりました。

 

内容はかなり辛辣で、住宅会社に喧嘩を売っているともとれるのですが、

なるべく笑いを交えて表面的には穏やかに話しているので、場が荒れたり

雰囲気が悪くなることはありません。それでも内容が内容なだけに、

反感を買うこともあると思います。

そこを気を遣いながら、でも何とか本質を伝えようとしている前先生。

テンポの速いスライドのページの番号は400を超えていました。

 

業界ではサーモカメラを使った説明のわかりやすさや、

プレゼンの上手さ、面白さから一躍有名になり、沢山のセミナーや

イベントに引っ張りだこのようですが、全ての住宅の性能を上げたい、

という思いの本質的なところが今回も感じられ、エネルギーをもらえました。

 

実は、このセミナーで岡山に来られたついでに、昨年と同じように

何邸かサーモカメラで撮影したいと依頼を受けており、翌日に

数カ所の建物を回りました。

その様子は次回のブログでご紹介いたします。

 

 

posted by 岡本 | コメントなし | 研究・開発・実験 | 2017/08/07 - 20:01 |
2017-08-01

コスミックの建物は、野地板が二重になっています。

これがどのくらい温度低下につながるのか?

二重屋根の検討時にはモデルを作製して実測しましたが

今回、建築中の実邸で計測してみました。

 

この日のこの時間の気温は33.5度。

暑い中、屋根を組み終わるタイミングを見計らって

現場に着きました。


大工さんも屋根やさんも汗だくです。

皆様、毎日本当にお疲れ様です!!

 

張ったばかりの屋根に、新スタッフの内藤さんと二人で

上がります。まだ帯金物も固定されていませんね。

この後ルーフィングが張られてしまうので、その間を

ぬっての計測です。


棟換気の穴から温度センサーを入れ、

上の野地板の裏側に貼り付けます。


上の野地板の裏面温度は47℃。

直射日光が当たって熱くなってますね。

 

では、二重屋根の下はどうなっているのでしょう。

建物の中に入って、裏から測ってみます。


こちらのお宅は大屋根なので、床がとても低い場所にあります。

ので、内藤さんは床に立っているのではなく、実は横に渡した

細いツーバイシックスの上に綱渡りのように立っています。

最近入社したとは思えないぶっちぎりの即戦力で、

高齢化が進むスタッフは皆とても助かっております。

 

このブログを見ていても、測っているのは内藤さんで、

岡本は写真撮ってるだけですね。


さて、天井側の温度も測ることができました。

 

まとめると、下の図の①が47℃、②が38℃でした。


ついでに③と④はそれぞれ41℃と36℃でした。

とても屋根が長いので、棟①と軒先③の温度差が大きい?のかも。



 

断熱材無しでも5~9℃差がつく上と下の野地板。

二重屋根によって造られる通気層が、小屋裏の温度低下に

貢献していることがよくわかりました。

 

このように完成すると見えなくなる場所の地味な工夫と、

職人さんの施工技術で快適な空間が作られています。


この現場は、ホントに毎日と言っていいほど

建築主の奥様が差し入れをしてくださっており、

計測に行った時も職人さんに色々と振る舞って

頂いておりました。

 

私も職人さんの働きには程遠いのですが、

お相伴にあずかりキュウリの漬物を頂きました。

温度を測って写真を撮っているだけで大汗かいて

しまいましたので、とても美味しかったです。

 

良い人のために良い仲間と共に良いものを

創り続ける!! 最高の仕事です。

 

posted by 岡本 | コメントなし | 研究・開発・実験 | 2017/08/01 - 20:37 |
2017-07-26

当社の住宅は、エアコン1~2台で

建物全体の空調をします。

 

と言いつつも、ダクトに頼らないよう

ルームエアコンで空調しているので、

設置場所と離れた部屋では2,3℃の

差ができるため、温度が均一になるよう

サーキュレーターをお奨めすることが

あります。

 

サーキュレーターも色々な製品があるようで

扇風機程度のものから、空気を遠くに送る

ものまで・・・

 

今回、アメリカ製の「ボルネード」という

機種を1つ購入してみました。

 

これは中型サイズで型落ち品なので

ネットで7600円でした。


高価なものでは、2万円台などまであり、

ア○リスオー○マなどの国内メーカーの数倍します。

安いものは風量などがよくわからないのですが、

ボルネードはカタログ上の仕様が開示されてます。

例えば今回購入したものはこちら ⇒ 530-J

 

会社のエアコンのところにおいてあるア○リスと並べると・・・


見た感じはあまり変わりません。

 


少しプロペラや筒の形が違いますが・・・。

 

さて、期待してスイッチを入れると・・・

「あれ?こんなもんなん?」という感じ。

吹き出し口のすぐそばに手をかざしてみても

驚くほどの差はありませんでした。

 

「いやいや、数値で確認しないと。ちょっと測ってみよう。」

ということで、25万円の風量計測器が登場!! すれば嬉しいのですが・・・

 

先日購入した、1万円チョイの風速計で我慢します。

でもこれ、結構現場で使ってますよ。


ア○リスの方は、プロペラすぐそばで4.3m/s。

(「強」運転で風速が最大になる場所を探して撮影しています)

 


対してボルネードは、4.1m/s。わずかですが負けてる・・・

 

次に、プロペラから1m離れたところで計測です。


アイ○スの方は、1m離れると2.3m/s。

4.3m/sから半分弱といったところでしょうか。

 

気になるボルネードは・・・


2.9m/sです。

4.1m/sからちょうど3割ダウンです。

体感的にも、ボルネードの方が風が来ていることが分かります。

 

補足として、たまたま同じようなサイズのものが事務所に

あったので、どちらも「強」運転で比較しましたが、

消費電力はア○リスが37W、ボルネードが45Wなので

全てがフェアな条件ではありません。

(お値段も3200円と7600円なので倍以上)

 

ただ特性としては、

ボルネードの方が離れても風速が落ちにくい

という結果でした。

 

ちなみに、そもそもエアコンではダメなんかい?


コスミックの事務所についているダイキンの5.0kWのエアコンの

風量を最大にして測ってみました。吹き出し口では4.3m/s。

 

1mほど離れると、1.5m/sまで落ちていました。


※エアコン下にあるサーキュレーターの電源は切っています。

 

エアコンのファンは長い円柱形をしているラインフローファン

というもので、全体が大きい分、風量は大きいのですが

風圧が低いので、離れた所の風速で比べると不利のようです。

(それで事務所もサーキュレーターを置いています)

 

ボルネードがいいですよ!!とまで極端な差はありませんが、

遠くまで空気を運ぶには向いていそうです。

かわいいデザインや漆塗りのものもあるようですので、

興味のある方はご覧ください。⇒ ボルネードのホームページ

 

後日、実地検証もやりますので、またご報告させて頂きます。

 

 

posted by 岡本 | コメントなし | 研究・開発・実験 | 2017/07/26 - 10:12 |
2017-05-20

おなじみになってきました東京大学の前研究室に

行ってきました。


 

今回は、全国の工務店による「温熱環境測り隊」

冬編として、この冬の測定結果の発表会となりました。


前回(夏)は7社が測定して実際に会場に来られたのは

コスミック・ガーデン含め5社だったのですが、

今回は上のスライドにある感じで、「ホームズ君」という

住宅設計ソフトの会社さんが測定した全国15社ほどの

工務店の実棟の発表も合同で行うことになりました。

(前先生がこのソフトの監修をしていてお付き合いが

あるとのこと)

 

そちらの工務店の皆さんもほとんど参加されたので、

会場は15社20名以上となり、工学部の広い講義室を

一室借りて4時間の発表会になりました。

 

コスミックは最後の発表でした。

測定結果(温度の安定さや暖房エネルギー量)も

それに対する考察もいい線行ってると思うのですが、

前先生の意図は、競争でもビジネスでもなく、

緩く集まって「全国の皆さんで情報を共有して、

良い家を造っていきましょう」ということです。

コスミック・ガーデンの開発した暖房システムや

その結果も発表したので、参考になればうれしいです。

(データを取らせて頂いたI様、S様、ありがとう

ございました!!)

 

ちなみに温度測定の発表でしたが、スパイスとして入れた

下の2つのスライドに、ちょっと「おぉ」とか反応の声が

あがりました。

 

暖気の吹き出し口を説明するための藤井邸リビングの写真


・・・のつもりがインテリアの方が目立っていました。

 

あと前先生つながりで岡山市の柳川交差点にある

こちらの看板。


今回集まった15社は左のような家ばっかりだと思います。

 

各社の発表の合間に、前先生からも夏の暑さに関する

国際的な基準や検討状況の最新情報などが発表されました。

前先生のセミナーは岡山近辺ではなかなか聞けないので、

こういうところで興味深いお話が聞けるのは嬉しいです。



 

だいぶ冬寒いという問題に関しては「きちんとやっている

ところでは」解決が進んでいて、今は夏の暑さに対する

基準や対策の話が議論になっているそうです。

 

沢山の高性能の家を建てる皆様が集まっておられましたが、

どんどんそれが「当たり前」になってほしいですね。

 

夕方になり、学園祭か何かの準備で盛り上がっている

東大のキャンパスをあとにしました。


 

 

posted by 岡本 | コメントなし | 研究・開発・実験 | 2017/05/20 - 17:38 |
2017-05-09

連休明け初日に、愛知県高浜市に行ってきました。

名古屋でのぞみからこだまに乗り換えて、

三河安城駅で下車。


 

この三州瓦の町には、当社オリジナルの

陶性外壁ツィーゲルや最近施工を開始した

第二弾の外壁材を焼いている工場があります。

何度も話は聞いていましたが、初めてお伺い

できてワクワクです。

 

またこの工場の専務さんは、昨年一緒に

ベトナムの瓦工場を視察に行ったりした

方で、久しぶりにお会いできました。

 

工場に行く前に、役員の方のご自宅へ。


 

さすが瓦やさんなだけに、陶器製のものが多いです。

 

地面に敷かれているタイルや、


積み上げているレンガも、模様のついているものも陶器製です。

 


外壁には、今回の陶性外壁第二弾の試作品が施工されていました。

 

次に工場の事務所へ。


 

事務所の中にも面白そうな陶器製のものがたくさん。


 

屋根瓦は、価格競争が厳しく単価が低いことや、

屋根瓦を使う住宅が減っていることなどから、

他の商品も開発していないと生き残れないのでしょうか。


色々なものを試作されている様子がありました。

 

こちらで、本題の陶性外壁第二弾の3棟の施工結果の

共有や今後の対応などについて打合せを行いました。

 

通常は塗り替えや張り替えが必要な外壁材が、

数十年もメンテナンスフリーというのは

やはり大きな魅力の一つです。

 

今後は製品精度が上がり、デザインや色の選択肢が増え、

費用がなるべく抑えられることが望ましく、これから、

様々に工夫をして材料費・施工費を下げ、なるべく

リーズナブル費用感で選んで頂けるようになればと

思います。

 

より良い家を建築するため、世の中にないものは

自ら創造していく当社の活動の一場面をご紹介させて

いただきました。

 

posted by 岡本 | コメントなし | 研究・開発・実験 | 2017/05/09 - 15:23 |
2017-04-10

昨日のNHKスペシャルの内容は、

熊本地震から学んだ最新の研究報告でした。

先日のブログでご報告した、東京のセミナーで

講師をされていた大橋教授も出演されていました。

 

地盤の状況によっては、2階建などの低層住宅の

揺れが倍増する場所がある、という内容です。

◆番組のページへ◆

 

ではどうしたらよいのか、ということが述べられる

まで待ちに待っていましたが、そこについては

大橋先生の東京でのセミナーと同じ話でした。

 

建築基準法ギリギリの建物では、倒壊の可能性があるし、

助かっても一回の地震で住めない状態になるかもしれない。

できるだけ建物の強度を上げるべきである。

 

本当は、セミナーで話をされていたように、

筋交いだけでは不安であるとか、耐震等級3を

基本にすべきという話もしたいところを抑えて

解説をされていたのだと思いますが、それでも、

上記のように「国の基準だけでは足りないのでは」

という内容がテレビ番組で放映されるところまで

来たんだなと思いました。

 

後半に対策の例として、木造軸組の建物で内部の

石膏ボードを2枚構造用合板に変更しただけで

建物の強度が25%増したという実験がありました。

 

ただ、この合板を建物全体に張り巡らして構成した

枠組壁工法という工法があることは放映されません。

 

NHKだけに、特定の人間が受益しないように

放送しないといけないのだと思いますが、

過去の震災での統計でも枠組壁工法(ツーバイ)で

あれば格段に倒壊の割合が下がるような話も

盛り込んで欲しいと思いました。

 

これから耐震リフォームする場合だけであれば

仕方ありませんが、新築を考えている方への

情報としては物足りないと感じます。

 

無論、慎重に扱うべきこととは思いますが、

これから次の新しい情報が流れるまでに新築を

建てる方も多いと思います。

 

専門家も呼んでいることですし、

「現時点での選択肢はこれだ」と言える情報が

あれば、オブラートに包んだり慎重になりすぎず、

率直に放送してほしいと思いました。

 

posted by 岡本 | コメントなし | 研究・開発・実験 | 2017/04/10 - 18:39 |
2017-04-07

コスミック・ガーデンは

ZEH(ぜっち)ビルダー

です!!

 

・・・と言われても、何のことやら?

という皆様向けに、かなりざっくり書きます。

 

ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」。

使うエネルギーより太陽光などで創るエネルギーの方が大きい住宅です。

(ただし設計上の数値のみで判定。例によって気密の規定はありません。

またエネルギーを創るのが条件なので、太陽光発電は必須です。

断熱・気密性能が高くても、創エネルギーがなければZEHではありません。)

 

これを建てる住宅会社がZEHビルダー、ということですが、、、

 

経済産業省は、

「2020年までに注文戸建住宅の過半数でZEHを実現すること」

を目標としています。

国としてこれを達成するためには、全国の住宅会社が2020年までに

建てる住宅の半分をZEHにしてくれないといけません。

(新築住宅の半分に太陽光発電が付くということに・・・)

 

これを推進するため「ZEHの住宅には補助金を出します。ただし、

補助金をうけることができるのは、ZEHビルダーが建てた場合だけです」

と条件が付いています。

 

ではZEHビルダーになりたい住宅会社はどうすればよいのかというと、

「2020年までに建てる住宅の50%以上をZEHにします」

という目標を持ち、毎年の進捗の目標も立て、経済産業省に提出し、

ホームページ等にも掲載して宣言しなければなりません。

 

当社もZEHの助成金を活用するためZEHビルダーとして目標を提出し、

ホームページにも公表しているということで、下記のリンクがあります。

 


 

ちなみに経済産業省に登録したZEHビルダーは公表されていて、

下記ページで社名や目標の一覧が見られます。

 

ZEHビルダー一覧のページ

(余談ですが、最近よくこれを見て太陽光や設備の営業の方が来られます)

 

ただ、残念なオチがあり、過去(H24)の補助金を受けた

ZEHの建物の43%が、実際には創った電力量より使った

電力量が多く、実績上ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスでは

なかったという実績報告がありました。

 

その具体的な理由は公表されていませんが、少なくとも言える

こととして気密が悪いスカスカ住宅でも設計上「ZEH」になります。

そして設計上ZEHであっても、設計上の断熱性能が出ていて寒くない

である保証はありません。

もしかすると、設計通りの性能が出ず、寒いため、エアコンの稼働量が多く

電力をたくさん使ってしまっているのかもしれません。

 

設計上の断熱性能がきちんと出ている建物かどうかは、まだまだ真冬に見に行って

体感して、床や壁の温度を測り、かかる電気代を聞かないとわからないようです。

住宅建築に失敗しないために、覚えておいていただきたいと思います。

 

 

posted by 岡本 | コメントなし | 広報活動 研究・開発・実験 | 2017/04/07 - 12:28 |
2017-03-23

以前から県外の住宅会社の方の視察が

多いのですが、今年になって県内の

会社さんも含めてかなり増えてきています。

 


見に来ていただける方は大きく分けて、

・スゴそうな会社なので参考のため見学

・自分たちも高性能住宅を取り組むにあたり情報収集

といらっしゃるようで、前者の方は

「ほ~、すごいですね~」というリアクションどまり

ですが、後者の皆様は本気で「自分たちがやるとしたら」

という目線で見て頂いているので、細かいところまで

真剣にご質問頂いたり、メモを取られたりしています。

 


 

また完成邸をご覧いただくと、温熱環境・空気感の快適性

と内装に驚かれますが、特に建築のプロの方は、建築現場

を見て頂くと、完成邸以上に驚かれます。

 

最近では、「えげつない(ほど強い構造)ですね!!」

「これを自分たちでやるなら、どうやってやるか・・・」

「よくその坪単価でできますね」

などのコメントを頂きました。

 

OB施主様はご存知かと思いますが、コスミック・ガーデンの

仕様は常に進化し続けています。それを20年かけてコストを

おさえつつ性能をあげる方向にのみ積み重ねて来ているので、

一つ一つの細部の施工・素材・設計すべてに理由があります。

 


 

その積み重ねた結果を見せられていきなりなので、

分かる方ほど、内容が盛り沢山であることをご理解

頂けているのだと思います。

 

それから、なぜそこまでするのかは、藤井から説明

させて頂きます。

命を守る家の本質を考えると、決してやりすぎでは

ないこと。医療の手前の、予防の役割を担うくらいの

意識で取り組むこと。価格は手に届く範囲で納めつつ、

本質を外さず、性能を上げ続けるには、常に考えなけ

ればならないこと。トップが決断しないと、とても

難しい取り組みであることなど、自身の経験を踏まえた

本音の話です。

 

各社様は、とても納得して、でも難しいが、検討すべき

本質であり正攻法だということをご理解されて帰られます。

最近、2社別々に県外の建設会社の方がいらっしゃいましたが、

どちらの方も「コスミックが自社の商圏に無くてよかった。」

「競合すると絶対に勝てない。」

とおっしゃって頂いていました。

 

ビジネスで勝つためではなく、家の本質を実現すべく

走り続けているのですが、このように少しでも他の

住宅会社さんの建築にとってもよい影響があり、

参考にして頂けることを誇りに思います。

 

 

 

posted by 岡本 | コメントなし | 研究・開発・実験 | 2017/03/23 - 13:30 |
2017-03-02

また新たなツールが会社に到着しました。

細長いケースから出てきたのは・・・風速計です。


モニターの上のプロペラ部分が風を受けて回り、

「○○m/s」と表示されます。

 

例えばエアコンの吹き出し口の風速を測りたかったり、


排気ファンの風量を測るなどの用途に使います。

これまでは手をかざすなどでざっくり確認する

ことが多かったのですが、様々な条件により

風速・風量が変わる状況を数値で確認することが

必要な状況が増え、このたび購入となりました。

 

切り替えると温度・湿度も測ることができます。


 

私の手と比べると小さいのが分かると思います。


こんな箱に入って届きましたので登山など屋外で

使えるものようですが、わずかな風でも敏感に動く

優れものです。

 

といっても、最小の計測可能風量は0.1m/sなので、

藤井社長が自宅に持ち帰って、床上のわずかな空気の

移動をとらえようとしましたが、さすがにそこまでは

できなかったとのこと。

モノスゴく精密でもないので・・・(お値段2万ちょっと)

 

藤井がよく言いますが、

「住宅は考えることはものすごくたくさんあるが、

計算は四則演算でできるし、精密機械とちがって

数値は上2桁を把握すればよい。それ以上細かく

追いかけても、様々な条件ですぐ変動する。」

という考えに基づいて、いつもお値段と相談して

機器を選定しています。

 

見学会などで皆様に何かご説明する際に使うことは

なさそうですが、色々と検証・確認するときに使う

ツールの一つに加わったのでした。

 

posted by 岡本 | コメントなし | 研究・開発・実験 | 2017/03/02 - 18:43 |
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