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施主から社員になりました > 研究・開発・実験 > ウレタン・構造材の水没実験
2018-08-03

今回の水害だけでなく、過去にも弊社が建築した

建物が床上浸水したことがあります。

 

その際も、妹尾のブログにある通り、壁の中の

30倍発泡ウレタンは水を吸い込んでなくて

問題ありませんでした、ということでした。

 

それを聞いて「やっぱり30倍発泡はいいね!!」

と喜ぶ社長。そこに・・・

 

「断熱材を切って中を見たわけじゃないんですよね。

ホントに大丈夫ですか?」

 

と言ってしまいました。

ちょっと冷や水をかけてるようですが、コスミックは

テクニカルリーダーでもある社長に対してでも、

こういう疑問を平気で言える雰囲気を持っています。

高い技術を維持している理由でもあり、生命線でも

あると思います。

(あまりトンチンカンなことを言うと突っ込まれますが)

 

今回は私が言いましたが、他のスタッフも同様です。

 

「じゃあやってみようか!?」と即返す社長。

 

すぐ、事務所にあったウレタン断熱材+構造用合板の

見本(10年ほど前の現場から切り出したもの)を

バケツに漬ける準備にかかります。


見学会で何度も皆様に見て頂いた断熱材です。

左のは、大きなサンプルを切りました。

 


右の合板付きのものは、エアコン取付時に抜いたもの。

もう10年ほど前のものです。

見覚えのある方も多いのではないでしょうか。

 


無色の水ではわかりにくいかと思い、水性絵具の

朱色を入れました。

 

そこにウレタンを入れますが、当然沈みません。


 

かなり空気の量の空気を含んでいるので・・・。

鉄板を乗せても浮くので、上から陶性外壁Ⅱの

コーナーのサンプルが乗りました。ごめんなさい。

 


 

これが昨日の午前11時。

そして24時間後の本日11時に出しました。

(写真に入っていませんが、結果にワクワクの

社長が隣にいます。)

 


表面の水分はざっと拭いて、右の四角いウレタンの

重さをはかってみると、30g→34gに増えています。

 


ただ、しみこむと思ったカット面(白い面)は

ほとんど湿っておらず、水がしみこんだ?のは

長期間表面に出ていた凸凹面のようです。

(長年、サンプルで見学会に持って行ったり出しっ

ぱなしにしているので、少し表面の紫外線劣化があります)

ちなみに、この4g増えたウレタンは、1時間後には

元の30gに戻りました。24時間水没による水分が

乾いたと考えてよいと思います。

 

そして、気になるのは合板とくっついたウレタンです。

こちらはカットすることにしました。


 

長い間見学会で見本になってくれたので心苦しいのですが・・・


ちょっとおいしそうですね。

 


ウレタンには水の侵入は見られません。

合板が湿っていますが、ウレタン側からではなく

合板側からしみこんだ水分なので、水が引けば

乾くと考えられます。また合板は特類を使用して

いるので、この程度の水では接着剤も剥がれません。

(乾くまでの表面のカビは考慮が必要ですが)

 

ということで、構造用合板+30倍発泡ウレタンが

24時間水没した程度では、断熱材内部や合板との

接点への水の侵入の心配はないことが分かりました。

 

もちろん、合板や木材も含めて全体を乾かしたり、

カビを防ぐ考慮は必要ですが、スポンジのように

水を含んでしまい使い物にならないことは起こら

ないようです。

 

突然行った、簡易実験のご報告でした。

 

 

posted by 岡本 | 2件のコメント | 研究・開発・実験 | 2018/08/03 - 17:25 |
  1. 中西 より:

    水害から学ぶ断熱材選定の真実!を実証していただいて
    とてもよく分かりました!

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