施主から社員になりました

2018-08-23

8月11・12日に完成見学会を開催させて頂いた

K様邸には、二種換気装置を実装しました。


 

簡単に概念をご説明します。

 

いつもの三種換気は、トイレやクローゼットなどの

壁付けファンから排気し、建物内の気圧が下がるため、

各部屋の給気口から外気が吸い込まれるという仕組みです。

排気のみ機械で行う換気方式を第三種換気と呼びます。


 

これに対し、給気のみ機械で行う方式を第二種換気と言います。

今回の実装形式は、下記になります。


①の1か所から家中の換気に必要な外気をまとめて取り込み、

高性能の電子式フィルターで微粒子まで取り除き、

かつエアコンで空調・除湿を行ってから、2階、1階に

給気していくという流れです。

外気をどんどん取り込むので、建物の中の気圧は高くなります。

クリーンルームなど室内のホコリなどを減らしたい環境で

使われます。ただし、クリーンルームとは違い、住宅の場合は

玄関からや、衣服、布団などから発生するホコリや微粒子も

多いので、常に微粒子が少ない環境にはなかなかなりません。

 

ちなみに二種でも三種でも高気密でなければきちんと

機能しないことはご理解いただけると思います。

 

さて、今回のお話は、高性能フィルターから始まったわけではなく、

「家の中の湿度を60%以下にしたい」というお施主様の

ご要望から始まりました。

確かに各部屋の給気口から除湿していない外気が一旦

入るので、外気の湿度が高い場合は、エアコンの除湿機能で

湿気を取り除くまではその近辺は湿度が高い状態になります。

 

そこで、1ヵ所で外気を取り込んで各部屋に回す前に

まとめて除湿しよう、ということで、以前、社長宅で

検証ができている二種換気方式に切り替えられる方式を

採用となりました。(社長宅での検証の記事


 

右の電子式フィルターを通った外気は、左のエアコンの

方に向かって出てくるので、そこでエアコンの空調を

受けることになります。

 

実際に、数日間、室内の各所に温湿度ロガーを設置

しましたが、湿度は50%台で安定していました。

 

あと本当に建物内の気圧が上がっているか、微粒子が

減っているかなども測定させて頂きましたが、まだ

グラフが整理できていないので、次回ご報告させて

頂きます。

 

 

 

posted by 岡本 | 2件のコメント | 研究・開発・実験 | 2018/08/23 - 19:35 |
  1. 中西 より:

    2種換気のことが、素人にも、とてもよく分かりました!
    湿度をコントロールするためには、今回のようなシステムが有効ですが、建物内で発生する水蒸気の対策に除湿器も
    やはり必要ですね。
    室内外と床下の湿度と気温をモニタリングしながら、より省エネで吸気と排気をコントロールするような、呼吸するシステムって、どうでしょうか。

    • 岡本 より:

      中西様、長いブログを読んでいただき、またコメントもありがとうございます。
      建物内での除湿量によりますが、少々でしたら屋根裏での除湿量を増やして対応できるかもしれません。夏に40%台まで除湿したとしても問題はありませんので。
      局所的に湿度が多くなる部屋(部屋干しなど)がある場合は、そこに除湿器を置く必要があるかもしれません。
      モニタリングしながらのコントロールの件は鋭いご指摘で、CO2の状況により換気量、通気量をコントロールすることを検討中です。
      もちろん温度・湿度も踏まえての総合的な快適性を追求することになります。
      また進展したらご紹介させてくださいね。

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