壁紙の不思議
壁に製作中のオリジナルの壁紙をいくつか張り付けて、
インテリアコーディネーターの田渕さんと社長が
ああでもない、こうでもないと目利きをしています。
でも今回のは、私が見てもわかりますよ!!
写真では分かりにくいですが、左の方が少し紫が入ってて、
輝きもあって綺麗じゃないですか?
他の社員の皆さんも、「左がいいなー」と意見が一致。
その時、社長が一言。
「ちょっと夜まで置いとこうよ。」
—その夜、
写真では分からないのですが、夜になると、断然右の方が良くなりました!!(これも全員一致)
太陽が沈んで、昼間は明るくて軽く見えていた右側が、いい感じの色合いになりました。
対して、左の方は色が沈みすぎてしまい、暗く見えます。
ここで社長の解説。
「昼間は太陽が主役で、直射日光が当たらなくてもそこらじゅうが
太陽の光で照らされて、皆それに染まる。
夜になると、照明もまわりを照らすけど、壁紙も床も天井も家具も、
皆自分を主張し始めるから、太陽が居ない夜は別世界なんだよねー」
とのこと。
・・・で、どっちを選ぶんですか?
いやいや、オリジナルなので、さらに良いものを検討します。
この壁紙は、裏打ち紙の上に白い織物が乗った2重構造。
拡大すると、こっちが左。
下のが右側の壁紙です。
上に乗っている織物は同じもので、裏打ち紙が違います。
左は黒、右はネイビーブルーです。
昼も夜もしっくりくる壁紙を求めて、この裏打ち紙の色を変えて、
またサンプルを作ってもらうことになりました。
おまけですが、
昨日の昼間は「ダメでしょ」と思っていた右側の壁紙ですが、
今日出社して、同じものを見ているはずなのですが、
夜綺麗だったことが頭にあると、昼もそこそこかなぁ~と
思ってしまいます。
人間の感覚は結構いい加減ですよね。
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