シビれました!!(講演会)

2014/11/18
11月16日(日)に、NPO住まいづくり支援センター理事長の白瀬様と、

東京大学工学部建築学科の前先生をお招きして、講演会を行いました。

 

前先生は、前日の昼過ぎから岡山に到着され、事前に社長宅を視察。

サーモカメラであちこちを撮影されていました。

ホントに沢山撮られていました。

 

断熱・気密についてもさることながら、新開発の

内循環型太陽光暖房システムに対しては

「ホントによくできていますね」「空気をしっかり

回しているところがポイントですね」と、高評価。

「何㎥の空気を動かしていますか?」

「何℃の変化を想定した空気量ですか?熱量は?」

と、専門的で、的を射た質問が次々と出て、

社長も「ここまで自分の設計になぞって意図をくんだ

質問が出たのは初めて。」と驚きながらも、嬉しそうに

説明していました。

 

建物内の視察と撮影が終わった後は、建築や住宅を

取り巻く環境や情勢についての談義が始まりました。

中央省庁や、建築・建材・メーカーのキーマンや建築家等とも

つながりのある前先生だけに、情報を沢山お持ちで、色々な

話を聞かせて頂きました。

 

また、前先生自身、省エネ性や快適性の高い建物を広めて

いかなければならない、ということで、全国各地で主にプロ向けに

セミナーや講演会をされていますが、「伝える手段が重要」という

ことで、サーモカメラでかなり広範囲が撮影できる、特殊なレンズを

お持ちでした。

カメラについている凹型の広角レンズが、広範囲を撮影し、

部屋全体がどのような状況かが一目瞭然になります。

「これを見つけたときに、やった、もっと伝えられる、と喜んだ」

とのこと。

 

そのレンズで撮影した「気密が無く暖房が屋根へ抜けている

建物の室内の写真」です。確かに、一目瞭然です。

普通のサーモカメラは至近距離でここまで全体は撮れません。

※前先生の講演会のスライドの映像をお借りしました。

 

ちなみに、昨年私がメーカーから他のサーモカメラを借りて撮影した

自宅の様子です。

寝室や、ウィンターガーデンですが、映っている範囲が狭いですよね。

このカメラも100万円位するいいモノだったはずですが、

狭い室内ではなかなか全体は撮れません。

 

この他にも建物について色々なお話がありましたが、前先生が

「結局、その建物の中で働いたり住んだりする人が幸せでなければ

何の価値もないと考えている」という言葉が印象的でした。

 

前先生に今回講演をお願いしたのは、事実やデータに基づき、

現在の問題点や今後のことを歯に衣着せぬ論調でわかりやすく

論じて頂けるということが大きな理由でした。

その背景にある、「建物を良くして行きたい」「そのために伝えたい」

という思いを聞けて、やはりお願いしてよかった、と思った次第です。

 

夕暮れ時の藤井邸を後にして、白瀬様、前先生と、当社の

スタッフの何人か食事をし、翌日に備えました。

 

翌日の本題のセミナーは期待を超える内容で、お越し頂いた

皆様にも、白瀬様、前先生の話を楽しく聞いて頂けたと思います。

お知らせページで簡単にご報告させて頂きました → こちら

 

知見の深い社外講師の方をお招きし、本当の情報を伝える

セミナーをしたい、という藤井社長の想いから始まった今回の

初の講演会。準備も大変でしたが、ご参加・ご協力頂いた

皆様のおかげで、滞りなく終えることができました。

この場を借りて、御礼申し上げます。

貴重なお休みにご参加、ご協力頂いた皆様、本当にありがとう

ございました。

 

私自身も、講演会の内容については本当に勉強になり、

また折を見てビデオを見返そうと思います。

そして内容を消化しながら、皆様にも徐々にお伝えして

いけるようになればと思います。

 

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