熱血!!前先生 その1
東京大学の前准教授ですが、また岡山に登場しました。
今回も会場はコンベックス岡山の大会議場です。
開始前の写真ですが、この後200人超が
入ってきて席は埋まってしまいました。
このイベントは毎年全国で開かれている
サッシメーカーYKK AP社のフェアです。
いつも外部講師の話が聞けて勉強になります。
後ろには新しい木目調の樹脂サッシ窓
APW330の展示などもあります。
沢山の工務店や住宅会社が来て、使用事例も
展示されていますが、実は樹脂サッシを
使用している会社はまだまだ少ないそうです。
そこへ前先生のセミナーが。
以前にも「”性能の低い住宅を売るのは犯罪”
という法律ができて逮捕されるゾ」といったような
ブラックユーモアを交えたプレゼンで、雰囲気を壊さず、
しかし家を建てる会社に向けて強烈なメッセージを伝えていました。
今回はさらに拍車がかかっており、1時間のうち
7~8割は、次の内容が占めていました。
・住宅に暖かい涼しい、構造が強い等の性能があるのは当たり前。
・その当たり前をしない会社は辞めた方がいい。顧客に迷惑がかかる。
・これから日本を担う若い家族、子供が安心して幸せに住める建物を
建てるために、皆さんの頭脳と指先を駆使してください。
そして性能のある家を当たり前にしてください。
これを、静かな口調で繰り返し繰り返し、何度も訴える姿を見ると、
感銘を受ける以前に、「何故、家を建てるプロが集まって、実際に
家を建てていない人からここまで諭され、まともなことをしましょう、
しないのなら辞めた方がよいですよ、と説得されなければならないのか」
と情けなくなりました。
内容はかなり辛辣で、住宅会社に喧嘩を売っているともとれるのですが、
なるべく笑いを交えて表面的には穏やかに話しているので、場が荒れたり
雰囲気が悪くなることはありません。それでも内容が内容なだけに、
反感を買うこともあると思います。
そこを気を遣いながら、でも何とか本質を伝えようとしている前先生。
テンポの速いスライドのページの番号は400を超えていました。
業界ではサーモカメラを使った説明のわかりやすさや、
プレゼンの上手さ、面白さから一躍有名になり、沢山のセミナーや
イベントに引っ張りだこのようですが、全ての住宅の性能を上げたい、
という思いの本質的なところが今回も感じられ、エネルギーをもらえました。
実は、このセミナーで岡山に来られたついでに、昨年と同じように
何邸かサーモカメラで撮影したいと依頼を受けており、翌日に
数カ所の建物を回りました。
その様子は次回のブログでご紹介いたします。
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