H30年度 ZEH説明会
関西以西は大阪と福岡しかないので、
雨の中、グランキューブ大阪(大阪国際会議場)
まで出張りました。
元々ゼロエネルギー住宅(消費エネルギーより
発電エネルギーの方が多い住宅)は国土交通省の
管轄でしたが、電化設備が多く関連するからか
数年前から経済産業省が加わっております。
来年度からはCO2削減の加速というお題目で??
環境省が加わり、三省合同説明会になっていました。
前から2番目に座りましたので誰も写っていませんが、
背後には数百人の参加者が座ってます。
三省合同と言いつつ、それぞれ予算も分担範囲も分れております。
説明自体も別々で、しっかり縦割り感が出ていました。
で、中身はどうだったかと言いますと、
ZEH+(ゼッチプラス)というものが新たに登場。
管轄は経産省ですが、これまでのZEHの条件に加え、
①さらに外皮性能アップ
②HEMSと電気設備との連携
③電気自動車への充電設備
のうち、2つを満たせばさらに補助金アップ、
という内容です。これが最も予算が確保されています。
(予算案600億円)
大手ハウスメーカーさんは②と③でガンガンに
補助金ゲットしそうですね・・・
またこれまでのノーマルZEH補助金も
残りますが、管轄が経産省から環境省に移り、
また開始後の年数がたっていることも
あってか、規模縮小となっているようです。
(それでも85億円)
ところで30年度のZEHが使えそうかと
いうところですが、補助金の条件として、
断熱性能はクリアしていますし、設備も
指定のものを使ばよいのですが、最近の
ZEHで問題なのは工期です。
補助金申請してOKをもらってからの着工に
なるのですが、ここ2年ほどのZEH補助金は
着工から完成して完了報告を出すまでに賞味
4ヵ月弱~4カ月半ほどしか期間が確保できません。
コスミックの住宅は着工から完成まで5ヵ月を
超えるので、まず無理です。
今回はどうかなと思い説明会に出たのですが、
いつも説明会であるはずの詳細説明がなく、
概要だけで終わってしまいました。
具体的なところは4,5月くらいにならないと
分からないようです。新たなものが沢山加わって
制度設計も大変なようですね。
というわけで、ご検討されたい場合は続報を
お待ちくださいませ。
※国交省さんのは、ちょっとご説明も実際の活用も
しづらいものなので、ここでは割愛させて頂きます。
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