ATF交換

2009/01/28
 

10万キロを超え5000キロ走行したので

そろそろATF(オートマチック・トランスミッション・フルード)

俗にトルコンオイルを替えたいと思って

時間がとれたので交換しました。

前のオーナーが一度交換していたみたいなのですが、

その後何キロ走行したのかはっきりしないため

フルードの色で判断するしかありませんでした。

古いものは(薄めたコーラ)、新しいものは(赤ワイン)のような色。

良く、カーショップなどでは交換は2万キロごとに・・・

などと言われますが、あまり頻繁に交換しすぎると

クラッチ版に染み込ませている添加剤が抜け落ち

動力を伝達できず、走行不能になることもあります。

また、あまり安物やガソリンスタンドのATFの一部には

このような症状を早めに引き出してしまうものも

有るようです。

現に、以前私が乗っていた トヨタチェイサーはこれが原因で

トルコン自体がだめになりトランスミッションを乗せかえる派目に会いました。

 

交換作業はいつものように 倉敷の某自動車工場 にお願いしました。

 

 

 

 

ゲージから専用機具のノズルを挿入。

モーターポンプで吸い出していきます。

ある程度量が出ると、今度は新品のフルードを注ぎます。

この吸出しと注入を繰り返します。

その間、PからR、N、D、2,1、とそれぞれ30秒づつシフトレバーを固定し

フルードが循環するようにします。  作業する岩永さんと

二人三脚です。

最近のショップの一部では、エンジンオイルのように

下のドレンから抜いて上から継ぎ足す方法で、短時間に交換しました

と言う感じで終らせてしまうところもあるようですが、それでは全量を

新品にしたことにはなりません。  ここは、作業方法を確認しておいた

方がよさそうです。

今回、採用したATFは 「AGIP(アジップ)」のものです。

約1時間の作業で交換完了。

ちょっとした、トリビアですが、競輪選手の極一部には

このフルードを自転車のチェーンに塗布する選手がいるそうです。

プロのコンマ数秒を争う世界では、このオイルの

特性が結果に「差」をつけることがあるそうです。

 

 

 

 

交換後の感想は、NからDにシフトした時、つながる時間が

非常に短くなってくれたことと、少々燃費が向上したことが

うれしかったです。

まだまだ、あと15~20万キロくらいは頑張ってもらわなければ

ならないマークⅡくん。

こまめな、メンテと愛情がクルマの寿命を延ばすと思います。

 

同じ、作業でも手間をかけた本来のやい方とそうでないもの。

売り上げアップのための宣伝文句と実際の交換時期。

適正な診断とその状態に適した手の入れ方やアドバイス。

 

「クルマ」 と 「家」 とでも似たような状況が業界内で

あるし、ユーザーの側が値段や早さ、有名・無名だけで

間違った判断をしないよう勉強する必要が

あるんだな。    と思いました。

 

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