熱と色
先日、ある企業の方が来社されました。
その方は熱を放射、または吸収する
化学材料を専門とする会社の方でした。
そこでちょっと聞きかじった、へ~っと言う
ことを少し書きます。
色によって熱を吸収したり、反射したりすることは
皆さんご存知だとは思いますが、
同じ色でも微妙にその差があるということです。
(塗料の世界の話です)
たとえば、クルマのボディーカラーで
一番多いのが「白」ですが
これも気が遠くなるほどの種類があって
同じ白でも一番表面温度が上がりにくいのは
三菱 初代ミニカトッポBJ の「白」だそうです。
これは、塗料を製造する段階でいろんな化学物質を
混ぜるのですが、その配合割合や使用素材によって
変わるそうです。
もちろん三菱自動車が分かってやったわけではなく
たまたまだったそうです。
また逆に、「黒」 以外(黒は当然熱を吸収しますので
温度の上昇もはやく、今回は対象外)では
なにが熱を吸収し温度上昇が早いかといえば
ちょっと昔のBMW(2002年ころのE46辺り?)の
シルバーだそうです。
シルバーが・・・? 以外でした。
「紺」 や 「グレー」 だと思っていましたから。
これも、上記のような理由で、BMWもしらない
たまたまだそうです。
・・・で、この会社が作った液体を
鉄板の上に塗ったものとそうでないものを
強力なハロゲンランプに当てると
方や、ぐんぐんとあっという間に50度を超えます。
塗った鉄板はなかなか温度が上がらず、39度程度でした。
(照射時間は同じ) もちろん素手では触れないくらい
のものと、じっと手の平で触れるものと・・・。
かなり、ビックリしました。
これは、無色透明で様々な建材とコラボできる可能性を
秘めています。
いつか、詳しく御報告できる時が来るかもしれませんが
今回はここまで。
それにしても、同じ 「白」 でクルマによってそんなに違うなんて・・・。
これから暑くなってきますが、白い車を見ると
ついついボディーを触ってしまいそうです。
知らない人の車でやってると怖い目に会うかもしれませんが。
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