吹屋へ

2012/07/19
梅雨の合間の蒸し暑い日

高梁市成羽町の吹屋地区に行ってきました。

 

 

 

昔ながらの 日本建築の街並みが

保存され、赤い石州瓦(島根県産)の屋根と

漆喰(しっくい)にべんがらを混ぜた

「べんがら漆喰」塗りの外壁が主な特徴です。

 

 

もちろんそれぞれ 個人所有の建物(住宅も蔵も)ですが

文化財指定されたことから

補修費に対して 県から補助金が出るようになったとのこと。

しかし、外から見える外観部分には補助金が出るものの

内装に関しては全く関知せず、すべて実費ということで

その上、耐震性や省エネ化したいので

建て替えをしたい。と希望しても 実際無理なようです。

 

岐阜県白川郷のかやぶき大屋根の建物と同じく

膨大な維持費と我が家なのに自由にならない

むずかしさがあると、現地の方がおっしゃっていました。

 

今回 吹屋を訪れた目的の一つに

この「醤油」を購入するというのがあります。

 

昔ながらの風味でありながら

どんな料理にも合う くせのない味が

気に入りました。

 

もし 吹屋に行かれることがあれば是非買ってみてください。

 

 

観光の街並みの中心部にある

郵便局。

一応、べんがらでコーディネートしていますが

他の建物に比べると、若干しらじらしい感じですが

〒マークに小さな瓦屋根が葺いてあるのが

気に入りました。

 

 

 

吹屋といえば 有名な「吹屋小学校」。

今現在は立ち入り禁止になっていますが

この春まで、小学生が通っていた建物です。

 

大勢の観光客が一度に入ると危険が

伴うという理由から、補強工事が行われ

秋口には 再度公開されるそうです。

 

このサイズの 文字の大きい時計が味があります。

以前の電電公社のプレートで 「電話11」というものが

木製サッシの枠に取り付けられています。

なんか、「となりのトトロ」を連想させる

懐かしさが感じられるのですが・・・。

 

 

吹屋と言えばココ。

映画 「八つ墓村」のロケで使われた

「広兼邸」。

庄屋さんの邸宅で、庭園には「水琴窟(すいきんくつ)」まで

設けられています。

昭和52年と平成8年の2度にわたり ロケがあり

吹屋と言えばこの建物という感じになっています。

 

観光バス用の大型駐車場と土産物店も

完備です。

 

 

小さい子供さん連れで行って面白いところでは

ありませんが、夏でも涼しい標高の高さと

県南では見ることのできない

建物方式、大正、昭和初期の香りが

いまなお しっかり残っている

街並みは 行ってみる価値はあると思います。

 

ちなみに、国道180号線から

吹屋までの道路は 一部狭い場所もあり

かなり曲がりくねっているので

車酔いしやすい方はご注意を。

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