資格詐称
連続で起きています。
1級建築士・2級建築士は
定期的に講習を受けています。
その後処理で、存在しない1級建築士が
何名も発覚しているようです。
今日現在、15名のニセ建築士が発覚し
「国土交通省」のホームページで実名が公表されています。
その中で、大手住宅メーカーの 「積水ハウス」さんから
2名の1級建築士詐称が出てしまいました。
(他のハウスメーカーでも出てしまう可能性はありますが・・・)
当然懲戒解雇され、今は「元」社員ということになりますが
国交省は耐震性などに問題はないか調査・検討するよう
指示したようです。
プレハブメーカーである積水ハウスさんの場合
様々な設計ルールが厳しく設定されている為
「姉歯事件」のような 強度不安な建物は
無いように思います。
実際、問題なしと発表もしたようです。
面接、入社時 建築士の免許証の写しを
会社に提出することがほとんどなのですが
その写しを偽造した手口が大部分のようです。
「資格があれば有利だと思った。」
という勝手な理由で、詐称したようですが
後処理をする会社側では本当に大変な作業を
強いられる上、社会的信頼を損なうので
その損害額は計り知れません。
事実、元社員を刑事告訴する建築会社も
出ています。
今回、それぞれの会社には それほど責任があるとは思いませんが
その確認を徹底的に行わなかった部分には不備があったと感じます。
その人、その会社が持っている資格の免許証が
信じられないと、いったい何を信じていいのかと
思いますが、これから家づくりをされる皆さんには
まず、建物や会社自体、OB施主さんたちをしっかり見て聞いて
ご自身で判断するしかないと思います。
その判断力を 適切なものにするためには
とにかくたくさん見ることと、勉強すること
フットワーク軽く 動き回ること(ネット上の情報はあくまで
インフォメーションでほんとの情報でない)での
情報収集が大切です。
一生に一度の非常に大きな買い物です。
長い人生の一時、それくらいの時間を割いても
良いのではないでしょうか?
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