里山博 in つくば

2019/10/23
つくばに出張したもう一つの目的は、「里山住宅博 in TUKUBA 2019」を見に行くことでした。

 

岡山でも最近たまに見ますが、何十棟という大きな分譲地を作り、そこに色々な工務店がモデルハウス兼建売の住宅を建て、期間限定の工務店住宅展示場を作るという取り組みです。

 

前日のLCCM住宅見学会で性能の濃い話にちょっと満腹そうだったスタッフの白石の目も光っています。

行った日にオープンしている建物ばかりではありませんが、十棟余りの建物の中身をみることができました。

売約済の物件が多く「室内は撮影はいいけどネットには出さないで」という建物ばかりだったので、こちらには掲載できませんが、「軸組・柱・白い壁(漆喰・クロス)」が中心の現実的な建物が多かったですね。

平日だったので来場客は数組といったところ。
同業他社も参考に見るため来場を許している(協力金3,000円/人)という、業界のための太っ腹な受け入れ態勢があったので、堂々と説明者の方とお話しできました。

 

モデルハウスとしてアピールしたい仕様やプランも取り入れながら、でも最後には売れていなければならないのであまり突飛なことまではできない、という苦悩も見られます。

 

中に一棟だけパッシブハウス的な設計をされた建物があり、

温度・湿度だけでなく、CO2, VOC, PM2.5などが測定できるドイツ製の熱交換換気システム+セントラルエアコンが入っているなど興味をそそられます。
二酸化炭素濃度が1000ppmを超えると換気量を増やすそうです。

 

 

「家創り」というとどうしても施主の皆さんは当然のように大手ハウスメーカーの住宅展示場に行ってしまい、そこでセールスのターゲットになってしまうという流れを変えたいため、小規模の工務店が集まって実施している取組と思いますが、けなし合いではなく、それぞれが性能や特徴を丁寧にアピールしている印象がありました。

なかなか地元で他の工務店さんに「ちょっと見せてください!!」とお邪魔しにくいのですが、色々な工務店の建物を見ることが出来て参考になった出張でした。

 

おまけですが、岡山に帰る前に上野に寄りゴッホ展に行きました。

絵は難しいのであまり気持ちが入りにくい方ですが、今回はゴッホの生い立ちを追いかけるように作品が掲載されており、時代ごとに交流のあった画家の作品も並べてあるなど、ストーリーを感じる展示で楽しめました。

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