現場建築日誌

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R様邸(倉敷市新田)

2023-03-18
R様邸(倉敷市新田)

瓦葺き工事が終わった R様邸。

交通量の多い道路からよく見える 目立つ現場です。

 

 

当初より太陽光発電の設置を行う屋根には

アルミ鋳物の「支持瓦」が指定の位置に取付けられています。

 

 

パネルの架台ステーを固定するために

瓦に穴をあけ、アンカー類を打ち込んだり、

ボルト止めしてコーキングするから大丈夫。

といった 長期的に見て不安の多い施工方法は

避けたいので、この方法を採用します。

 

 

ソーラーパネルが搭載されると全く見えなくなってしまいますが

非常に重要な点です。

 

 

軒先の板金や ケラバ瓦の裏にある捨て樋も

全て「18-8 カラーステンレス」を使っています。

 

 

錆や酸性雨による腐食が起きて 最終的には雨漏りの原因の

一つにもなる可能性があるうえ、交換するには

周辺の剥がしややり替えなど高いコストがかかります。

将来的にもそういった負担が、施主さんにかかってこないよう

最初から安心できる素材を使っています。

 

 

 

| 2023-03-18 - 16:13
2023-03-13
R様邸(倉敷市新田)

サッシが入った後、断熱工事の前。

というタイミングで、外周部や軒先周りの

ホウ酸処理を行います。

 

 

コンプレッサーを使い、広範囲に噴霧します。

施工後すぐに雨で流されたりしない限り、

防腐と防蟻(防虫)の効果は半永久的に続きます。

 

本来、無色透明なホウ酸塩の溶液ですが、

噴霧した個所を判別しやすくするために

「青色」で着色しています。

 

施工面は、薄いブルーグリーンになります。

 

| 2023-03-13 - 19:44
2023-03-07
R様邸(倉敷市新田)

 

建方工事が完了し、屋根瓦を葺く前の防水処理、

ルーフィングを張り終えました。

田島ルーフィング(株)という老舗メーカーで岡山県にも工場の

有る会社の製品で 「ライナールーフ」という製品を採用しています。

 

 

雨仕舞や 各金物の固定が終ると

第三者機関の担当(1級建築士)さんによる

「中間検査」が実施されます。

 

コスミック・ガーデンの1級建築士のスタッフ 「山田」が

立ち合います。

小屋裏の木組み。

 

間仕切り壁や、使用環境Aの集成材を使った

「まぐさ」や「梁」などは勿論 釘のピッチや

適切な長さの釘を使用しているかなど細かくチェックされます。

 

 

無事 中間検査を合格すると 「次工程」に進めます。

早速に 電気配線工事に入ります。

 

西本電業チームらしい、丁寧で整然とした 仕事っぷりです。

 

| 2023-03-07 - 19:13
2023-02-27
R様邸(倉敷市新田)

 

続く建方工事中のR様邸。

2階床組が完了し、構造用合板は敷き詰めて

床面を構成します。

 

 

「カケヤ」で合板の側面を殴り

「實(さね)」がしっかり噛み込むようにしています。

ウレタンのボンドも併用し、床鳴りの原因となる

「浮き」や「たわみ」を可能な限り抑え込みます。

 

 

2階壁面や間仕切壁が起き上がりました。

 

「矢切パネル」を起こして 棟木になる

集成材(使用環境A=レゾルシノール接着剤仕様)を

渡します。

在来木造の工法であれば、この時が「棟上(むねあげ)」に

なるタイミングです。

 

 

棟木から垂木を流して屋根構造を造ります。

 

 

一重目の構造用合板(屋根用)を張って 一旦屋根を完成させます。

 

透湿防水シートの「デュポン社製 タイベックシルバー」を

貼って 輻射熱を反射する面を形成後

ホウ酸処理した 通気胴縁を流して 通気層を造ります。

 

 

この上に、再度合板を張って、防水のルーフィングを張る。というのが

コスミック・ガーデン標準仕様となります。

 

 

雨対策用のブルーシートを張って、屋根の雨仕舞と

上東式を待ちます。

 

| 2023-02-27 - 14:41
2023-02-23
R様邸(倉敷市新田)

 

床の断熱材施工を完了したら、構造用合板を一面に張って

プラットホーム完成となります。

 

根太や大引きの間隔や、補強材の多さもあって

強固な床面が完成しました。

 

 

クレーン車が来て、いよいよ建方工事に入ります。

 

壁や天井面が緊結されて、六面体として構築できたとき

モノコック構造同様、あらゆる方からの「力」に対して

柔軟に抵抗する 耐震性の高さを発揮します。

 

 

岡山市南区のパネル工場から、どんどん運ばれてきます。

 

水平や、垂直を見ながら、仮固定で

据えるパネルもあります。

 

 

建方工事のこの時しか見ることのできない

「鳥観図」状態。

俯瞰して間仕切りが出来てプランが分るタイミングは

ここしかありません。

 

| 2023-02-23 - 15:54
2023-02-17
R様邸(倉敷市新田)

建方工事の前に、足場を組んでおきます。

土台敷き込みに使う 材料も搬入済でブルーシートで

養生しておきます。

 

 

墨だしして、基礎と土台木材の間に挟む

ビニールシートを基礎天端に敷いていきます。

 

 

防腐剤を加圧注入した キルドライ材(乾燥材)の

ヒノキをプレカットした土台です。

 

 

アンカーボルト用に穴開けしたところは

手作業で、ホウ酸を塗布しておきます。

ホウ酸は 塗布直後に雨に流されない限りは

半永久的に効果を発揮します。

 

 

土台を基礎に緊結したら

同じくホウ酸処理した、大引きや根太を流していきます。

 

 

この後、断熱材をはめ込み、構造用合板を

貼り終えると 「プラットホーム完成」となります。

 

 

| 2023-02-17 - 18:46
2023-02-11
R様邸(倉敷市新田)

型枠が外れて、基礎全体をお披露目するR様邸。

 

 

ヘッダー配管を含む 給水・給湯・排水の

先行配管が進んでいます。

 

 

ドブ漬けの溶融亜鉛メッキを施したアンカーボルトが

奇麗に並びます。

基礎天端の平滑レベルも申し分なしです。

 

 

水道業者さんの仕事の後は、土台敷き込みになります。

 

| 2023-02-11 - 19:04
2023-01-30
R様邸(倉敷市新田)

スラブのコンクリ打設を終えて、型枠を組んで

しっかり養生期間を取っておきます。

 

 

玄関土間や、浴室・脱衣室などは

「基礎断熱」仕様なので、埋め殺し用の

スチレンボードを張っていきます。

 

 

ねずみ色のコンクリート土間と、基礎の天端の

間に薄いグリーンが見えるのが スチレンボードです。

 

 

この後、先行配管工事として、給水・給湯配管など

水道工事に移ります。

 

| 2023-01-30 - 19:25
2023-01-23
R様邸(倉敷市新田)

第三者機関による、配筋の検査を受けます。

かなり細かくチェックが入ります。

 

 

立ち上がりや人通口、地中梁の部分の確認が主になります。

 

 

無事、合格を頂きましたので、スラブ部分のコンクリートを

打ちます。

 

ミキサー車とポンプ車をつなげて、流し込みながら

バイブレーターで、「巣=空洞部」が出来ないように

振動を与えながら、隙間なくまんべんに打ち込みます。

 

 

最近は、バイブレーターの電源も ショルダー型のコンパクトな

ものになり、作業性が向上しています。

 

 

しっかり丁寧に、しかもスピードとの勝負の面も

あるので、素早く均していきます。

 

表面が平滑に、きれいな仕上がりが期待できる

基礎工事です。

職人さんたちに感謝です。

 

| 2023-01-23 - 17:29
2023-01-17
R様邸(倉敷市新田)

地鎮祭から、少々時間が経ちましたが

いよいよ基礎着工です。

 

床掘から始まって 基礎ベースを作ります。

 

 

ベタ基礎といっても 最近は 「ベースの根入れ」を

ほとんどしない 基礎が板状のものとして地面に

乗っかっているだけの方法が多く見受けられます。

コスミック・ガーデンのベタ基礎は写真でも分かるように

外周の基礎ベース部は、地中に掘り込んだ形にして

います。

 

 

砕石を敷き詰めたら、しっかりとランマーを使って

転圧しておきます。

 

その後は、防湿シートを張って、地面からの水分が

上がってくるのを防ぎます。

 

 

鉄筋を敷きならべて 組んでしまう前に

地鎮祭で 神社さんからお預かりしていた

「鎮め物」を建物中心に、南向きに 埋めさせて頂きます。

 

いよいよ 次は異形鉄筋組みと

第三者機関による、「配筋検査」になります。

 

 

| 2023-01-17 - 15:50