ちょっと悲しい気密の話

2012/10/04
今朝、我が家で悲しい出来事がありました。

1年以上前から飼っていた、オカヤドカリ(名前は「やどっち」)が、

水槽の中で亡くなっていたのです。

 

思えば昨年の夏、某児島線沿いのペットショップに朝早く子供を連れて行った時、

「朝の先着50名様まで、無料です!」と言われ、つい受け取った袋の中に

入っていたのが彼?でした。

 

そんなに手がかからないだろうと高をくくっていたのですが、

調べてみると、日本でも沖縄や小笠原諸島といった、熱帯にいる生き物で、

沢山いるくせに天然記念物で、ヤドカリのくせに全身を水につけると溺れる、

でも霧吹きで水分を与えないといけない、砂は洗わなければいけない、

極めつけが、気温が15℃以下になると危険な状態になるそうな。

 

コスミックの家でも、さすがに冬の夜は熱帯のようにはいかないので、

水槽に飼育用ヒーターを張り付け、我が家の建築時に余ったサニーライト(床下の断熱材)の

上において、昨年の冬は何とか乗り切り、愛着もわいていました。

 

ところが、昨日から長女が水槽に毛布を掛けて空気穴がふさがっていたため(が原因かどうか

本当のところはわかりませんが)、朝になったら帰らぬヤドカリになってました。

 

「穴がふさがってて息ができなくなったんかもしれんなー」と長女に説明し、庭に埋めて手を合わせ、

しんみりした雰囲気で朝食を食べていたところ、不意に長女が、

「なんで家は窓も戸も全部閉まっとるのに、人間は死なんのん?」と質問。

 

「よくぞ聞いてくれた!!サッシの上に空気が入る長細い穴があってだなぁ。

家全体の空気が、1時間に0.5回以上入れ替わるようになっとんじゃー!!」と、

我が家を建てるときに藤井社長から教わった24時間換気の説明をする嬉しそうな私。

小学2年生に小数点使って説明しても分かりませんがな。

 

やどっち、寿命は20~30年とか言われているのに、ごめんな~。

1年ちょっとだったけど、楽しかったです。ありがとうございました。

ありし日のやどっち。

(水槽の水滴は、結露ではなく、霧吹きによるものです)

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

*

CAPTCHA