再度・・・

2018/07/17
 

再度 被災地に入りました。

 

今回は修復の為の見積もりを作成する為の現調と

仮の養生など なにか出来ることをしておけるように

大工さん(コスミック・ガーデンのメイン大工チーム)を

連れて行きました。

 

 

先週の頭と比較すると

この3連休に 2000人を超える ボランティアさんが

入ってくれたこともあってか

かなり 処理が進んだなと言う印象です。

 

 

それでも 被災ゴミの収集が追い付いていないので

家の周りは瓦礫やゴミが山積みです。

 

窓や屋根にブルーシートが目立つようになりました。

 

その昔 「阪神淡路大震災」発生の半年後に

神戸を訪れた時を思い出す光景です。

 

 

近隣工場の爆風の影響もあり

悲惨な状況のお宅も多数あります。

 

 

 

そんな中、被災された OB施主さん宅の軒下には

ツバメの巣があり、親鳥が餌を与えていました。

 

自然界の素晴らしさと 野生動物の生命力の強さを

見た気がします。

 

 

 

窓枠がひん曲がっているので

少々困りましたが、コンパネで割れた窓を塞ぎます。

 

ただし、単に塞ぐと通風・乾燥できなかったり

昼間でも暗くなるので

サッシサイズにカットして引き違い出来たり

簡単に取り外しが出来る様にしています。

 

 

 

 

 

隣接する 実家には

その昔 コスミック・ガーデンがリフォームした時に

設置した タカラスタンダードのホーローキッチンセットがあります。

 

勿論 浸水被害に遭っていますが

コンロや食洗機などを除けば

再度利用可能なくらいの

頑丈さと美しさを 見せつけてくれています。

 

汚れや水に強い ホーローの特徴をいかんなく発揮しています。

 

 

 

同一敷地内の 鉄骨倉庫も

爆風により スレートが飛散。

 

 

ここからの雨の被害で、2階になる内容物が全滅です。

 

 

 

次に真備町川辺の施主さん宅にお伺い。

コスミック・ガーデンの建物ではありませんが

ツーバイフォー住宅で 前職の私のお客様でもあります。

 

1階は天井近くまで浸水。

基礎パッキン工法なので

換気口からの送風が出来ない為

少しでも早く 床下換気が出来る様に

既存点検口以外に 2か所穴を開けさせてもらいました。

 

 

爆風被害はないので ガラスは割れていませんが

天井下10cm近くまで

浸水した跡が残っています。

 

勿論 床 壁(石膏ボード&クロス)、建具類は

全部やり替えとなります。

 

 

 

新しく開けた点検口(?)から

大型扇風機で風を送ります。

効率よく送風できるように

川野大工がひと工夫してくれています。

 

 

 

近隣のお宅で 無関係ですが

地元大工さんの建てた在来木造住宅の

施主さんから 「観てほしい。アドバイスください。」との

声掛けがあり行ってみました。

 

建物内の詳しい状況は 書きませんが

床上1.8mは浸水しています。

 

取り敢えず、施主さんの了解を得て

一部床をカット。

 

ベタ基礎の上にはまだまだ 水たまりが・・・。

 

既存の換気口に向けて

先ずは高圧洗浄機などで 水洗いしてもらい

しっかり乾くまで 扇風機で送風して頂くようアドバイス。

 

グラスウールの断熱材が

水を吸って 壁内で落下しているため

外周壁の石膏ボードを全て剥がして

断熱材の撤去などをアドバイスさせて頂きました。

 

地元大工さんも被災しているため

中々来てもらえないとの事。

 

ここは辛抱強く ご自身で出来る事からやって行くしかなさそうです。

 

 

真備町には 写真のように 自衛隊の隊員さんたちが沢山います。

 

水を吸った畳は重く

大人4人から5人必要な場合も有るくらいですが

サスガの隊員さんたちは

2名で 畳を持ち上げて トラックに積み込んでいました。

 

 

自衛隊の皆さんは勿論 他府県の警察車両や 救急車両も多数

目にしました。

 

本当に頭が下がる思いで、つい手を合わせそうになります。。。

 

 

 

 

最後にお見舞いとして訪れた 家具や造作部材でもお世話になっている

「テオリ」さん。

 

かなり 重大な被害状況です。

 

 

 

工場のシャッターもひん曲がり。

テント地のオーニングも 変形。

 

展示家具は勿論廃棄。

工作機械も被害に遭ったそうです。

 

 

 

工場前に駐車していたトラックが

写真の方まで コンテナと共に流されて

今もそのまま。。。

 

 

 

てっきり 高台にある工場。のイメージでいましたが

実は土手より低く かなり高いところまで水が来た感じになっています。

 

 

解り難いかも知れませんが、電線に引っかかっている流されてきた「草」。

その下の道路を走ると、どれだけ 水位が上がったか

恐怖を感じます。

 

 

 

この異常なほどの猛暑の中

毎日毎日 復興に向けて作業される被災者の皆さんやボランティアの方

警察・消防・自衛隊・各公務員の皆さん。

本当にお疲れ様です。

 

私達は住宅屋 工務店として出来ることで

力になれるよう頑張っていきます。

 

まだまだ 先が長い戦いになるかも知れませんが

頑張りましょう。

 

 

また 被災地対応で忙しいであろうと

気遣ってくださる OB施主さんや お客様たち。

 

本当にありがとうございます。

 

スタッフ一同 元気な若手に引っ張ってもらいながら

ベテラン勢も 頑張っていますので 何卒

暖かい目で 見てやって 応援頂ければ幸いです。

 

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