渋いクルマと小学生

2017/02/07
自宅の工事から ちょっと離れて

久しぶりにクルマネタです。

行きつけの倉敷の某自動車修理工場で

見かけた 珍しい車たち。

フランスの アルピーヌA110

FRPボディの 小型軽量なラリー用マシンで、

この個体は実際のラリーにも出場したモノです。

1100cc のエンジンを 最近の軽4乗用車より

遥かに軽い600kg程度のボディに乗せたので

非常に軽快に走ります。

私が小学生のころ 追いかけまわした スーパーカー達。

ランボルギーニやフェラーリほど

派手で目立った存在ではありませんでしたが

独特のスタイルで 子供心に忘れられない

スポーツカーの一つとなりました。

フロントのフードを開けても

予備タイヤと燃料タンクと少しの補器類しか見えません。

リア駆動なので エンジンは勿論後ろです。

とても50年前のクルマとは思えない程の

美しさを保った室内。

全ての部品もそう簡単には入手できません。

多分 岡山県内には 1~3台(グレードは様々)しか存在しないものと

思われます。

続いて、これまた50年前の 「ダットサン フェアレデー2000

好き物の間では 「レディ」ではなく「レデー」と呼ぶようです。

SR311は トラックのシャシーを使い

コンバーチブル(オープンカー)のスタイルですが

決しておしゃれとかデートカー的なクルマではなく

かなりハードな乗り心地で、硬派なクルマとして

知られています。

この個体は、ナンバーの通り 「湘南」から 自走してきたもので

この工場で メンテナンスを受けるために 遠路はるばる

やって来ました。

最近の若い方には 「ダットサン」という意味が不明らしく

私も聞いて少々ショックでした。

今でこそ 「日産(ニッサン)」 と言いますが

その昔 北米で一気に日本車の凄さを知らしめたのは

このブランド 「ダットサン」でした。

ちょっとかわいい印象のテールランプ。

見た目と違って 体調のすぐれない時には運転できないと言われるほどの

硬く、強振動の乗り心地。

エンジンには 「ニッサン」の刻印があります。

DOHC全盛の今時には珍しく感じてしまいますが

OHC(オーバーヘッドカムシャフト) 4気筒2000ccです。

「ミクニ」のキャブも調子よく

エンジンのかかりも マフラーからの排気(完全燃焼具合が解る)も

いい感じでした。

因みに同型での市場価格は 約500万円~600万円です。

こんな感じも しぶーい車がちょくちょくやってくる

この工場ですが、時々ニンテンドーDSを持って車の

写真を撮らして下さいと言ってくる近所の小学生

いるそうです。(ゲーム機でデジカメ撮影が出来ます。)

今どき 珍しいと思いますし

自分の子供のころを思い出して 嬉しくなってきます。

最新のイタリアンスーパーカーとかなら

いざ知らず、こんな数十年前の車たちに興味を

持ってくれるちびっ子がいるなんて。。。。

たぶん学校では だれも話が通じないんだろうな。

とか

マニアックな おじさんたちに混じって

チョー専門的な内容を 目をキラキラさせながら

歳の差関係なく話してるような姿を

勝手に妄想しながら その子に会いたいと思ってしまいました。

ポケモンや 妖怪ウォッチなどのアニメならいざ知らず

排気ガスが臭く 大きな音のうるさいクルマに

興味を持って 勇気を振り絞って

撮影の許可を貰いに来る小学生。

おじさんは 目頭が熱くなります。

とりとめのない ブログになりましたが

たまには クルマネタで 発散させてやってくださいませ。

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