現状把握

2018/07/10
 

被害を受けた OB施主さん宅の状況確認

(火災保険を使う場合の提出資料の一部として写真が多く必要となることがあるため)

や床下に溜まった 汚水の排出などの作業の為

倉敷市真備町中心部と総社市の西部に入りました。

 

 

あちこちの部隊から救援活動にきてくれている

自衛隊の車両たち。

ボートを何漕も重ねて運搬していました。

 

 

高梁川を渡るまでの 大渋滞と渡ってからの限られた

生活道路に流入している車で

目的地までにかなりの時間がかかりました。

 

地元住民の方も 同様に渋滞にはまるので

かなりイライラが募ると思います。

 

 

総社市内で アルミ工場が爆発事故を起こしましたが

そこからすぐ近くのお宅とその周辺です。

 

 

その被害の大きさから 想像を絶する爆発(爆風?)の

大きさが伺えます。

 

近隣住宅の一定方向のガラスが全て飛散しています。

また 焼けたアルミの塊や、石(岩と言っていいくらいの大きさ)が

広範囲に飛び散り 瓦やソーラーパネルなどを

破壊しています。

 

 

 

中には焼けたアルミの塊が原因で 火災になったお宅も有るようです。

 

このあたりの住民の方々のほとんどが

避難所などに 避難して居た為

人的被害がそれほどなかったようですが

それでも 家の中で爆風により割れたガラス片を受けて

救急搬送された方もいらっしゃるようでした。

 

 

 

構造躯体や、外部のパーツ類、浸水の度合いや

サッシの状況などを記録。

 

 

 

約20年前の建物でコスミック・ガーデンとしては初期のモノですが

当時から 「トステム サーマル」という

ペアガラスのアルミサッシで、内外枠を「サーマルブレイク構造」という

熱伝導しにくい構造の当時トップクラスの性能をもった

アルミサッシを採用していました。

(西日本では当時 ペアガラス自体が非常に珍しい位の状況でした。)

 

 

 

そんなサッシが ご覧のような有様です。

 

 

 

 

隣の在来木造のご実家も

屋内はご覧の通り。

どこから手を付けていいものか・・・。

 

床にはガラス片が山積みに。

 

 

施主さんとも 少しお話しが出来て

当時の状況も少し解りました。

 

勿論コスミック・ガーデンとして

現状復旧に努めます。

 

 

次は真備町内の施主さん宅。

基礎の中に 水が溜まっていますので

幸い通電している地域の為

電動ポンプで 排水します。

 

 

「基礎換気口」が有るため 開口部の下端までで

水位は必ず止まります。

 

それでも約20坪の基礎には

大量の水が溜まります。

 

これが「基礎断熱工法」や、「基礎パッキング工法」だったらと

思うと少しゾッとします。

排水完了後もなかなか 床下の乾燥は

すぐには難しくなる工法のようです。

 

 

 

 

 

 

床上浸水でしたが 写真のようにフロアから

約1cm程度。

クロス類に直接の被害はありませんでした。

 

 

今後は 掃除や消毒などの手順で進んでいきますが

この日は ここまでがやっと。

 

消毒用アルコールが現在 入手困難な状況の様ですので

取り扱いには多少注意が必要ですが「塩素系漂白剤」で

拭き掃除も必要かもしれません。

 

後は 無色の「ホウ酸塩」を噴霧し

木材の保護と 腐朽菌の繁殖防止 & 防蟻処理をしておく予定です。

 

 

 

帰還中 また渋滞の中ですが

川辺橋近くのバス停にて。

 

スレートの屋根の上に ドラム缶やコンテナや木材が・・・。

水位の高さを物語っています。

 

 

 

ありえないところに 物置や車が有る光景を

沢山目にしました。

 

片付け作業に追われる

被災された住民の方々の

疲労したお顔と、絶望感。

そして ピリピリとした空気感。

 

今後の事なんかすぐには考えられないと思いますが

今目の前にある現実と戦わなければならないと言うのは

事実です。

 

少しづつ私の廻りでも出来る範囲で力になれるように

行動に移している方も出て来られています。

 

コスミック・ガーデンとして どこまでフォローできるか

試されているような気がします。

 

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