黄砂の危険

2008/03/31

 今頃の時期になると、花粉症で苦しんでいらっしゃる方も多いと思いますが

 近年花粉よりも問題となっているのが黄砂です。

 黄砂による健康被害に気付かず、たんなる花粉症だと思い込んでる

 人が増えています。

 黄砂を大量に吸い込むと、筋肉や脳にダメージが現れ、

 体調不良に陥りやすくなるそうです。

 

 黄砂は中国やモンゴルの砂漠や乾燥地帯から飛んでくる砂(0.5~0.001mm)

 のことで、紀元前から起こっている自然災害です。

 ただ、昔と大きく違うのは、中国の工業地帯のスモッグを通過する際に

 大気汚染物質を吸着し身体に悪影響を与える汚染物質となって飛来してくる

 ようになったことです。

 遠くはハワイやアメリカ本土まで飛んで行き、日本や東アジアだけの

 問題では済まされない状況だそうです。

 

 黄砂に付着される汚染物質は年間でクルマ70万台が出す排ガスに相当するそうなので

 人体への悪影響は必至ですが、いいこともあるそうです。

 それは、酸性雨を和らげたり、海に落ちてプランクトンが増殖に

 必要なミネラル分を供給する役目を持っているとも言われています。

 

 中国では、家畜の死亡、行方不明、農作物の被害、交通・通信網の麻痺など

 甚大な被害があり、韓国では学校が休みになったり深刻な問題になっています。

 自然現象であり、悪いことばかりではないのでしょうが、やはり黄砂に

 向けた対策は急務といえそうです。

 高気密・高断熱の家とは言っても、外気の導入は不可欠ですし、

 屋内に侵入してくる花粉や黄砂をどれだけ少なく出来るか、

 入居者の皆さんとともにいろいろな知恵を出して

 対策を考えていかなければと思っています。

 

 ちなみに、私は花粉症ではないのですが、春先から洗車しても

 洗車しても、うす黄色にくすんだ感じに汚れてしまうこの時期が

 嫌いです。

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