コスミックは求めるレベルが高すぎるんです。でもそれが私の基準になってる。求められるのは「仕事の質」や「お客さんに対する気持ち」です。
西本電業 代表
西本 直永氏
-「コスミックさんの電気屋さんよな?」と仕事が来るんです。信用で仕事が来るので営業したことがなくて。
電気工事の仕事は壁の中側、天井裏など、住む人が目にしないところへ電気のコードを張り巡らせる作業が中心となります。
弟子のころからコスミックの仕事をずっとやっていて、僕にとってコスミックが普通でした。よその職人さんが入って仕事を見た時に「これはあり得ない」と言ってくれたので、やっぱり違うんだと思ったんです。それがなかったら気付いていなかったかもしれませんが。
ありがたいことで、よその工務店さんから仕事があるときは「コスミックさんの電気屋さんよな?」と仕事が来るんです。信用で仕事が来るので営業したことがなくて。口コミで「コスミックの電気屋に仕事がして欲しい」と。藤井社長やスタッフさんに感謝ですね。
-「良い家がいっぱいできるのは良いことなので、惜しみなく教えてあげてください。」って言われたので惜しみなく教えています。
違う工務店さんの仕事に行ったら「こういう場合どうすればいいの?」とか「コスミックならどうしているのか教えてくれない?」っていうところから入っちゃうこともあります。よそはタダで情報を知れるとありがたいですよね。
僕も勝手には言えないので社長に聞いてみたら「良い家がいっぱいできるのは良いことなので、惜しみなく教えてあげてください。」って言われたので惜しみなく教えています。
-1週間欲しいと言ったら1週間くれるので、仕事をして気持ちいいし「より完璧にしよう」となる。
コスミックは求めるレベルが高すぎるんです。でもそれが私の基準になってる。求められるのは「仕事の質」や「お客さんに対する気持ち」。よそでは「もっと安くできないか?」ばかリ。一生懸命仕事をしても褒めてくれもせず「安く安く」と。職人としてはやりがいやモチベーションが下がってしまいますよね。
1週間かけてきっちりやりたいと思っても「2日で済ませて」という工務店さんが多くて。すると流れ作業をしないと間に合わなくなる。コスミックは1週間欲しいと言ったら1週間くれるので、仕事をして気持ちいいし「より完璧にしよう」となるんです。見比べても違うし、達成感もあるし、施主さんの名前も覚えてしまいます。
-壁の中なので出来上がってしまえば、丁寧な仕事とぐちゃぐちゃな仕事の違いはわからない
僕らの仕事は壁の中、天井の裏に電気線を施工する仕事なので、ぐちゃぐちゃに電線を引っ張っても隠してしまうとわからない。出来上がって、壁貼って、照明を点けてみると、丁寧な仕事とぐちゃぐちゃな仕事の違いはわからないんです。
なので、コスト削減しようと思えば、電気線を斜めに張って最短距離を行けば材料代が一番安くて済むんですが、斜めに張るのは業界用語で「クモの巣」の配線状態。どこに何の線があるのかわからなくて修理などの工事にも困るし、見た目も汚いことになるんです
-社長の白羽の矢が「電気」に立つと、電気のことをいっぱい聞かれるので、私も「それに負けないくらいに知識を持とうと」日々勉強という感じです。
考えもしなかったことを「こんなのしてみたいけどどう?」と言われます。面倒くさいと思う反面、こんなこと言ってくる人もいないのでやってみようかなと。
例えば、壁の断熱材の中の電気の配線の仕方を一緒に研究して実験しました。電線の熱の持ち方とか、熱がどうやって逃げるかの放熱の仕方とか、教授みたいな話をされるんです。
コスミックの断熱材は固くて熱が逃げないんです。熱が逃げない断熱材の中に熱を持つ電線を入れて24時間熱を持ち続けるとどうなるか実験してみたら、電線が破裂したんです。「では線の種類を変えてみよう」とか「熱をこうやって逃がそうか」とか色んな実験をして、今の施工方法に至りました。
社長の白羽の矢が「電気」に立つと、電気のことをいっぱい聞かれるので、私も「それに負けないくらいに知識を持とうと」日々勉強という感じです。