住宅スペック
INDEX床下の断熱方法には一般的に、気密性を確保しやすい「基礎断熱」と、気密施工に技術と手間がかかる「床断熱」の2種類があります。ただし「基礎断熱」には下記のデメリットがあることから、弊社では床断熱を選択しています。
○室内側の床表面の温度が床断熱の場合と比較し2度程度低くなり、高気密高断熱の室内では「床だけが冷たい」と感じる可能性がある ⇒ 「性能の検証・基礎断熱の計測」※後日掲載予定
○冬季、夏季において床温度が低く、床の表裏両面に結露が生じるリスクがある(業界紙・メディアなどで報告あり)
○基礎断熱は床下空間と室内が連通しており、床下も室内と同じく埃などが蓄積するが掃除が困難
床断熱施工
上記のデメリットはありますが、構造上床断熱の施工が困難なユニットバスの下と、その隣の配管引き込みスペースとなる脱衣所の床下は、気密性を確保するためにやむを得ず内側から押出法ポリスチレンフォームと30倍発泡ウレタンによる断熱を行い、基礎断熱構造としています。ただし、脱衣所には点検口を設けるため、目も手も届きメンテナンスしやすい範囲のみとなります。
また玄関ホールや勝手口の土間コンクリートは押出法ポリスチレンフォームで囲み基礎断熱構造となっています。