ここにも耐力壁
突然ですが、これは何でしょうか?
こんなのもあります。
答えは、臼台(うすだい)です。
もちつきの臼を乗せる、木の台です。
単純な形に見えますが、よ~く見ると、細かい仕事がされています。
例えば、下の写真をご覧ください。
写真が下手で申し訳ありませんが、横に渡っている木が、
赤い矢印の部分は縦の木の奥まで入り、青い部分は入らずに切られている
ことが分かりますでしょうか。
もう一つの臼台も、手が込んでいます。
交差する部分は上下半分ずつ木を削って組み合わせていますし、
縦の木を貫通した横の木が抜けないように、くさびを打っています。
この上に重い石臼を乗せて、大人が思い切り杵で叩くので、
相当な衝撃に耐える必要があります。それでこんな作りになってるんですね。
この2台のうち一つがかなり使い古されてグスグスになっていたので、
補強してほしいと知人に頼まれ、私の自宅も建てて頂いた河原大工さんに
お願いしました。(お忙しいのに済みません。)
すると、この通り!!
コスミック仕様に生まれ変わりました。
構造用合板の耐力壁が四方に打ち付けられ、堅牢なモノコック構造に!!
しかもJAS認定 ・ F☆☆☆☆で安心!!
コスミックの臼台でついたおモチは、温度が下がりません!!・・・ということはないか。
親切に、持ちやすいように穴をあける配慮も。
河原さん、ありがとうございました。
それにしても、今でもこんなものを作る人がいるんでしょうか・・・と思ったのですが、
「臼台」で検索したら、あっさりインターネット販売しているところが見つかりました。
便利な世の中になったものです。
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