工事中からこんなことでは・・・
先日見かけた、ある大手住宅メーカーさんの
現場です。
基礎部分に赤茶色の錆び汁が垂れています。
広い範囲で垂れているので、アンカーボルトなどの
錆ではなく、「水切り」の裏側に錆が来ているのでは
無いでしょうか?
「水切り」とは外壁面から垂れてきた雨水が
基礎換気口などから、中に侵入しないように
する目的が有ります。
特に、この物件のように「基礎パッキン」仕様だと
必ず水切りはつきます。
水切りが当社のように「ステンレス」や
積水ハウスさんのように「アルミ」なら
問題は起こりませんが、このようにカラー鉄板(昔で言うトタン)だと
加工した際の切り口をよほど、丁寧に補修(タッチアップ)しない限り
必ず錆びてゆきます。
この錆び汁は、その後化粧モルタルで表面を
塗ってしまった為、もう分からなくなってしまいましたが
板金の錆びは見えなくなったところで
どんどん進行していきます。
まだ、これから引渡しと言う新築のなのに
こんなことが今から起きているとは
先が思いやられます。
この現場の施主さんは気付いているのでしょうか。
気付いていても、「大丈夫、大丈夫」と
メーカーさんに丸め込まれてしまったのでしょうか。
これから、家を建てようとしている皆さんは
工事中の現場でも、こんなことを見ることが
あるかもしれません。
色やデザインだけに目を奪われず
いろんなところを注視することをお勧めします。
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