アベノミクスの影響?
耳にし、影響が少しづつ出てきているように
感じ始めました。
今年に入ってから、ラジオをお聞きになり
問い合わせして下さったり、来社される方々が
急激に増えてきています。
昨年までは、あまり消費税増税に関して
話題にならなかったのが、今は皆さんの
口から出てきます。
確かに3%増税は大きな負担ですが、
それを不安因子としてあおられて
冷静な判断や、真剣な考えが出来にくくなっている
方が多くなっているようです。
聞けば、メディアや住宅展示場での
営業マンからの言葉だったりで、
初めての大きな買い物(金額)だからこその
3%分の大きさを刷り込まれてしまってる感じで・・・。
増税後には、いったん業界的にも冷え込んでしまう時期が
必ずあるはずです。
そんな時、展示場に行けば、あっという間に3%分の
「値引き」を先方から提示してくれますよ。きっと。
それよりも、今もっと心配しなければいけないのは
「金利」 と 「資材の値上がり」 です。
同じ借り入れ金額でも、月々の支払額は数千円くらい
あっという間に変わってしまいます。
同じ理屈で、年収に対する負担率計算も
今の金利なら 希望借入額がOKでも
1%金利上昇により、アウトとなることも
あります。
また、30~35年返済を組んだ場合
繰り上げ返済しなかったとしたら
それこそ、ちょっとしたクラスの新車1台分の
金額(金利分)が変わってしまいます。
その上、4月から 木材や合板など
建築資材が5%~20%程度
値上がりするという情報が入ってきました。
すでに今日現在 アップしているものも
あるようですが、原油価格の上昇や円安(昨年よりすでに
15%以上円安寄り)、
震災復興、公共工事の投資額アップ(凍結されていた
工事の再開も含め)による 資材不足なども
一つの原因だと思います。
3・11震災直後にも、あらゆる資材が不足し
買占めを防ぐため、商社が押さえてしまい
各社フトコロヘしまうことが出来ない状況にしていた時と
同じです。
各住宅メーカーや、大手ビルダーは
「駆け込み特需」 と認識し
一気に売り上げアップを推し進めています。
職人も不足なので、すでに県外も含め
多方面に人材を押さえることをしているようです。
(職人とは名ばかりで、その腕前はシロウト並みかそれ以下なんて
人も現場へ入ってくる可能性が高くなります・・・・その昔
3%→5%に消費税アップしたときの住宅業界が
そうでした。)
これから家作りをされる皆様にとって
なにかと不安要素が多く、心配事ばかりのような
環境ですが、今一度冷静になって
考えてみてください。
消費税にあわてるのではなく、それ以外にも
注視しなければならない事項はたくさんあります。
場合によっては、(自己資金額や金利状況などなどの条件)
家作りの時期を後ろへずらす、考え直すことも
必要な方もいらっしゃいます。
そういう意味では、ライフプラン(生涯設計)や
概算でもいいので 「資金計画」 をちゃんすることを
強くお勧めします。
基本、土地なし、自己資金なしの状況で(親援助もなし)
「アパート家賃並みの支払額」 というのはありえません。
もしそうであれば、ローン完済時には
家は解体する状態になるくらい
傷んでいるはずの耐久性のない
低性能(省エネでは無い)住宅のはずですから・・・。
今後、日々変わる金利と物価状況には
要注意です。
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