アベノミクスの影響?

2013/02/15
消費税アップが 様ざまな方面で

耳にし、影響が少しづつ出てきているように

感じ始めました。

 

今年に入ってから、ラジオをお聞きになり

問い合わせして下さったり、来社される方々が

急激に増えてきています。

 

昨年までは、あまり消費税増税に関して

話題にならなかったのが、今は皆さんの

口から出てきます。

 

確かに3%増税は大きな負担ですが、

それを不安因子としてあおられて

冷静な判断や、真剣な考えが出来にくくなっている

方が多くなっているようです。

 

聞けば、メディアや住宅展示場での

営業マンからの言葉だったりで、

初めての大きな買い物(金額)だからこその

3%分の大きさを刷り込まれてしまってる感じで・・・。

 

 

増税後には、いったん業界的にも冷え込んでしまう時期が

必ずあるはずです。

 

そんな時、展示場に行けば、あっという間に3%分の

「値引き」を先方から提示してくれますよ。きっと。

 

それよりも、今もっと心配しなければいけないのは

「金利」 と 「資材の値上がり」 です。

 

同じ借り入れ金額でも、月々の支払額は数千円くらい

あっという間に変わってしまいます。

同じ理屈で、年収に対する負担率計算も

今の金利なら 希望借入額がOKでも

1%金利上昇により、アウトとなることも

あります。

 

また、30~35年返済を組んだ場合

繰り上げ返済しなかったとしたら

それこそ、ちょっとしたクラスの新車1台分の

金額(金利分)が変わってしまいます。

 

 

その上、4月から 木材や合板など

建築資材が5%~20%程度

値上がりするという情報が入ってきました。

 

すでに今日現在 アップしているものも

あるようですが、原油価格の上昇や円安(昨年よりすでに

15%以上円安寄り)、

震災復興、公共工事の投資額アップ(凍結されていた

工事の再開も含め)による 資材不足なども

一つの原因だと思います。

 

3・11震災直後にも、あらゆる資材が不足し

買占めを防ぐため、商社が押さえてしまい

各社フトコロヘしまうことが出来ない状況にしていた時と

同じです。

 

 

各住宅メーカーや、大手ビルダーは

「駆け込み特需」 と認識し

一気に売り上げアップを推し進めています。

 

職人も不足なので、すでに県外も含め

多方面に人材を押さえることをしているようです。

(職人とは名ばかりで、その腕前はシロウト並みかそれ以下なんて

人も現場へ入ってくる可能性が高くなります・・・・その昔

3%→5%に消費税アップしたときの住宅業界が

そうでした。)

 

 

これから家作りをされる皆様にとって

なにかと不安要素が多く、心配事ばかりのような

環境ですが、今一度冷静になって

考えてみてください。

 

消費税にあわてるのではなく、それ以外にも

注視しなければならない事項はたくさんあります。

 

場合によっては、(自己資金額や金利状況などなどの条件)

家作りの時期を後ろへずらす、考え直すことも

必要な方もいらっしゃいます。

 

そういう意味では、ライフプラン(生涯設計)や

概算でもいいので 「資金計画」 をちゃんすることを

強くお勧めします。

 

 

基本、土地なし、自己資金なしの状況で(親援助もなし)

「アパート家賃並みの支払額」 というのはありえません。

 

もしそうであれば、ローン完済時には

家は解体する状態になるくらい

傷んでいるはずの耐久性のない

低性能(省エネでは無い)住宅のはずですから・・・。

 

 

今後、日々変わる金利と物価状況には

要注意です。

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