天井裏の断熱
小屋裏収納が無い場合には
「天井断熱」 として 「セルロースファイバー」 を
約180mm~200mmの厚さで
吹き込みます。
たくさんの綿ごみのように見えますが
コレが天然繊維系と言われる 「セルロースファイバー」 です。
紙管 (製紙会社から出る紙のロール芯など) を原料とする
ので、新聞紙や雑誌が素材の製品と比較すると
「コシが強く、ヘタリにくい。且つインクなどの重金属の
影響の心配も無い」 と言うのが 『売り』 です。
ホウ酸で、防虫・防炎処理をしており
ゴキブリや、ねずみが住み着かないようにしており
また、万一の着火でも、少しこげることは
有りますが、炎が燃え広がることは有りません。
また、自重の10%くらいまでなら
水分を吸収し、乾燥期(冬場など)には
放出する特性もあります。
ウレタンのように、水蒸気を寄せ付けない(40倍発泡の場合)とか
建物強度をアップさせる などの特性は
有りませんが、密閉された空間(通気出来ない壁内部など)で
無ければ、湿度調整と 抜群の防音効果を
発揮します。
同じ厚さなら、ウレタンの方が断熱性能は「上」です。
最近のコスミックは、小屋裏収納の採用率が高いので
セルロースファイバーの 出番が少ないのですが。
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