瓦葺きのちょっとしたコト。
屋根瓦葺きです。
愛知県 三州地方の釉薬瓦です。
最近の瓦は 「乾式(かんしき)」と呼ばれる
瓦の下に土を敷きこまない工法が主流です。
神社仏閣や、古民家再生・伝統工法では
土を使う「湿式」がまだまだ主流かも知れません。
瓦に釉薬のかかっていない部分(オレンジ色)に突起が
見えますが、「防災瓦」と呼ばれる
台風などでずれたり、外れたりしにくい工法用で
瓦同士が突起にかみ合って留め付けられます。
コスミック・ガーデンでは、「全段止め」とよばれる
全ての瓦を ステンレスのビス2本づつで
固定します。
昔は1段、もしくは2段置きに
固定するので、それ以外の段の瓦が
ずれたり、飛んだりしてしまうことがあります。
写真右端の 溝のようなものは 18-8ステンレス板金で
作った 「ケラバ瓦用隠し樋(かくしどい)」です。
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