構造見学会準備と気密測定
見学会の準備と、気密測定の日でもあったので立ち会ってきました。
測定をして頂くのはいつものマルフジフォーム工業の藤井専務です。
20年以上、様々な建物の気密を測ってきたベテランの気密測定士です。
窓に取り付けた測定器で建物内の空気を抜いていくと、建物内部が負圧になり、小さな隙間から外気が入り始めます。
工務部のエース・内藤が事前に隙間がありそうな箇所はウレタンやテープなどで塞いでいますが、測定が始まるとさらに漏気が分かりやすくなるため、チェックして回ります。
ちなみに、玄関ドアは工事の都合上穴が開いている下部のみテーピングします。
窓もテーピングはせず、本来製品が持っている気密性能で頑張ってもらいます。
かなり負圧(外気よりマイナス50~70Pa)になってくると、わずかな隙間でもシビアに効いてきます。
※レンジフードを強運転しても30Pa行かない程度だと思いますので、相当気圧が下がっています。
数値が安定したところでC値を算出します。
C値は(隙間の総面積)÷(床面積)という計算の結果であり、現場では、隙間の総面積をなるべく減らし、かつ通気特性係数(N値)という数値も見ながら、大きな欠陥的な隙間が無いかという確認をしていきます。
世の中C値競争みたいになっている気配もありますが、実際にはC値は0.5以下であり、大きな隙間が無ければ実生活では問題は無いと当社では判断しています。その中でも少しずつ隙間ができやすい部分を押さえていき、現在はC値0.2~0.3台で安定しています。
こちらのお宅も当社の基準をクリアです。
売るためのC値アピール!!ではなく、性能を良好に安定させるための地味な作業の結果の目安の一つがC値です、と言わんばかりの淡々とした気密測定の現場でした。
ちなみにマルフジフォーム工業の藤井専務は、土曜日の見学会には助っ人でお越し頂けることになりました。
土曜日にお越しの方は、藤井専務に直接質問して頂き、熱い語りをぜひ直接お聴きください。
※土曜日に、測定器を窓に取り付けて「気密測定時と同程度に室内を負圧にする」を実演して頂けるそうです。
ちなみに土曜日は当社の藤井社長はOHKの「なんしょん!?」に出演するため不在です。
そして、エアコンが無いのでオイルヒーター(デロンギ社製)を2台現場に設置してきました。
ウィンターガーデンにオイルヒーターがあるという不自然な状態です。
建物内が20度前後まで暖かくなっていると思いますので、こちらもお楽しみくださいませ。
皆様のお越しをお待ちしております!!
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