地鎮祭
先日も地鎮祭に参席させていただきました。
地鎮祭に際して、いつも想い出すことがあります。
それは、コスミック・ガーデンを設立して
間もないころのことなのですが、
ある御施主様の地鎮祭において、列席された
御施主様のお母様が涙を流されていたのです。
その訳は「小さい頃、身体の弱かった息子が
家を建てることが出来るまでに成ったのかと
思うと、嬉しくて。」と話してくださいました。
この時に、地鎮祭は、出席された方々の
深い想いが交錯する場であり、
心して臨まなければならないと
思いを新たにしたのです。
地鎮祭は、無事に工事が終ります様にと
安全祈願をする儀式なのですが
私は、単に安全祈願の儀式というだけで
なく、私達、建築を任された者が家とは、
人の命を担う尊い空間であるという想いを
内にして、これより御施主様の家を、
心を込めて創らせていただきますという
誓いを立てる場であると考えています。
ですから、地鎮祭には気を引き締めて臨み、
所作には、精神を集中しています。
そして、地鎮祭が終ると心地よく清々しい
気持ちになるのです。
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