先ずは、プラットホーム造りから。

防蟻防腐処理をしたヒノキの土台を基礎に緊結していきます。

「座掘り」した個所は手作業で、ホウ酸を塗布しておきます。

基礎の立ち上がり部分を中心に、土台を渡していきます。

最近はコストカットの為、コンクリートの立上り部を最小限に

減らし、金属やプラ製の「調整束」で土台を支える方法が多くなっています。

調整できるとは言っても、ダレない、下がらないコンクリの方が

安定するに決まっています。

長期耐久性を考えると コンクリの立上り(アンダーウォール)が多く

ある方が良いと考えます。

土台の上には、プラットホーム用の根太や大引き材が

SPF(スプルースパインファー)材で組まれて行きます。

この土台がある上にプラットホームがあることで床下の空間を高く取ることが出来ます。

コスミック・ガーデンの家は、GLから1階床面までが約700mmもあります。

フェノール樹脂製の板状断熱材、「フェノバボード」を根太間にはめ込んで

その上から 構造用合板を、ボンドとビスを併用して

固定します。

この工程がきちんと出来ていないと、気密測定時に床面から

漏気することになってしまいます。

根太・合板共に薄い緑色になっていますが、これは事前に着色されたホウ酸を処理している

為です。

白蟻やカビ対策、防腐処理の一環でもありますが

実は濡れてホウ酸が流れ出ない限り、半永久的に効果が続く優れものです。

しかも、皆さんの大っ嫌いな「G」に対しても効果を発揮する為

皆さんに喜ばれています。

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