動き始めている住宅復旧の裏で。

2018/10/01
 

先週末の台風24号にも 警戒しました。

日曜日のお昼頃から緊急メールが

ちょくちょく鳴っていました。

 

夜は倉敷エリアでは

高梁川の警戒水位や真備町を中心とした

広範囲に渡っての避難勧告など

何度も緊急メールを受信しました。

 

皆さんの お宅では 何も被害はなかったでしょうか。

 

 

西日本豪雨災害から早3カ月を過ぎ

条件が整ったお宅から

ドンドン 復旧工事(建て替えやリフォーム改修工事)が

始まっています。

各 設備メーカーのショールームでは

平日でもかなり混雑し 土日祝では

1カ月前でも 予約が難しい状況が続いています。

 

タカラスタンダードの担当者さんによると

1年前と比較して 岡山ショールームで約2倍。

倉敷ショールームに至っては約3倍の来場者数との事。

 

他社でも似たような、若しくはそれ以上の増加率の様です。

 

問題は 被災地区での人手不足からくる

「単価の上昇」です。

 

物資の高騰は 普通考えられませんが

大工始め 職方の人手不足は深刻

もともと不足していたのに 追い打ちをかけた状況です。

 

となると 日当や作業賃の上昇や

普段では相手にされないレベルの限りなく「素人」の

職人風な人たちが大量に流れ込んで

テキトーな仕事で撤収してしまう怖さ

あります。

 

平成以降の 消費税増税時の駆け込み受注後に

毎回起こる現象と酷似しています。

 

また 大工など職方に聞いてみると

「一度 被災地に入って仕事してると 近隣から

声をかけられて 一旦抜けると言う事が出来なくなる。」

 

「もともと受けていた新築や、リフォームなどがあっても

戻れなくなることがあるなら 最初から行かない。」

といった声も有るほど。

 

確かに 時間が経過した現在でも

見通しが立たない、業者が居ないなど

将来に非常に不安を抱える方が多く、仮設住宅の期限の

2年以内に全て終わりたいという期限を切られた「焦り」が

強いと感じます。

 

また、そこに漬け込む業者が潜むのも事実です。

ずっと職人不足が 「合言葉」のようになっている業界では

早く工事にかかるので 割高。

すぐに完成させるので 割高。

この復旧を 大儲けするチャンスとばかりの動きをするする

業者もあるようです。

 

当社で建て替えを検討されている

被災地の方は 最初 焦っていたかもしれませんが

今はどっしり構えて じっくり考えていこうとされてます。

 

被災したが、新しい家を建てる期会を得たとかなり

「前向きな」心境になられている方が多いです。

※この心境は 各案件や施主さんの様々な状況によって変わります。

こうなれない方々が多いのも事実。

 

何かと 慌てても良い事にはならないので

流されないように 気を付けて生きましょう。

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