熱と色

2009/03/07

先日、ある企業の方が来社されました。

その方は熱を放射、または吸収する

化学材料を専門とする会社の方でした。

 

そこでちょっと聞きかじった、へ~っと言う

ことを少し書きます。

色によって熱を吸収したり、反射したりすることは

皆さんご存知だとは思いますが、

同じ色でも微妙にその差があるということです。

(塗料の世界の話です)

 

たとえば、クルマのボディーカラーで

一番多いのが「白」ですが

これも気が遠くなるほどの種類があって

同じ白でも一番表面温度が上がりにくいのは

三菱 初代ミニカトッポBJ の「白」だそうです。

これは、塗料を製造する段階でいろんな化学物質を

混ぜるのですが、その配合割合や使用素材によって

変わるそうです。

もちろん三菱自動車が分かってやったわけではなく

たまたまだったそうです。

また逆に、「黒」 以外(黒は当然熱を吸収しますので

温度の上昇もはやく、今回は対象外)では

なにが熱を吸収し温度上昇が早いかといえば

ちょっと昔のBMW(2002年ころのE46辺り?)の

シルバーだそうです。

シルバーが・・・?  以外でした。

「紺」 や 「グレー」 だと思っていましたから。

これも、上記のような理由で、BMWもしらない

たまたまだそうです。

 

・・・で、この会社が作った液体を

鉄板の上に塗ったものとそうでないものを

強力なハロゲンランプに当てると

方や、ぐんぐんとあっという間に50度を超えます。

塗った鉄板はなかなか温度が上がらず、39度程度でした。

(照射時間は同じ) もちろん素手では触れないくらい

のものと、じっと手の平で触れるものと・・・。

かなり、ビックリしました。

これは、無色透明で様々な建材とコラボできる可能性を

秘めています。

いつか、詳しく御報告できる時が来るかもしれませんが

今回はここまで。

 

 

それにしても、同じ 「白」 でクルマによってそんなに違うなんて・・・。

これから暑くなってきますが、白い車を見ると

ついついボディーを触ってしまいそうです。

知らない人の車でやってると怖い目に会うかもしれませんが。

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