いのちをいただく(2)

2014/06/11
先日のブログでご案内を掲載させて頂いた、

「いのちをいただく」という講演会に行ってきました。

 

下記の絵本の著者の皆様による講演会です。

 

絵本 いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日 (講談社の創作絵本)

先に読んでおけばよかったのですが・・・終わった後に買いました。

 

 

さて、講演会の冒頭は、この絵本の製作をプロデュースされた

助産師の内田さんで、子供は母親の命を頂いて生まれてくる、

母親は命がけで子供を産む、でも、命がけで育てているか・・・

というお話でした。

とても深く大きいテーマで、深刻な話もあり、会場は涙を流す人や

鼻水をすする音があちこちで聞こえてきたり ・・・特に、母親を

経験された方は感じるところが強かったようです。

 

そして、教育を突き詰めていると、「食」という大きなテーマに

行きついた、ということで、メインの絵本の話に移ります。

絵本の中に主演している、坂本さんの登場です。

この方は、食肉センターで牛や豚の解体を行っていた方です。

絵本にもありますが、坂本さんのお子さんが学校でお父さんの仕事を

発表できなかったこと等がきっかけで、現役のころから、仕事の休みの

日を使って講演をされるようになったということでした。

 

坂本さんが他の食肉センターの方と違うのは、動物たちを殺して

解体する(業界では「解く(とく)」と言うそうです)作業の前に、

動物たちとコミュニケーションを取るということです。

 

そして、解く牛や豚のおなかの中に赤ちゃんがいると、

その子は極力救うようにすることや、そのことを

牛に伝えていると、牛が涙を流したという話など、

日頃何となく食べている肉への見る目が変わるお話でした。

 

今年の4月で退職してフリーになり、これからは平日も

講演に行けますので、呼んでくださいね!!とのことでした。

(熊本からですが)

 

最後に登場したのは、この絵本の絵を担当された魚戸おさむさんです。

漫画家で、「家裁の人」などが代表作です。

会場も参加してイラストを使った遊びをしたり、

現在連載中の漫画のイラストを披露して頂くなど、

漫画家先生ならではの楽しい時間になりました。

 

どちらかというと大人向けの内容でしたが、

大人、親への教育が必要とも言われる今日、

私にも貴重と感じられるお話が聞けました。

 

坂本さんの話は絵本の中に凝縮されています。

お子様だけでなく、大人の方々へもお勧めですよ。

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