ちゅんちゅん止め・・・?

2013/04/11
たまに、「屋根から

「すずめ」 や 「こうもり」 が飛び立っていくので

見て欲しい。」

といったご相談が寄せられます。

 

平板瓦と呼ばれる、フラットな形状の瓦なら

小動物が入り込みにくいのですが。

 

 

 

このような、立体的というか 「波」を打っているような

形状の瓦の場合、軒先の先端部分から

進入する可能性があります。

 

 

和風住宅でよく用いられる、「和形」と呼ばれる

ものも同様です。

 

瓦のズレ防止もかねて

「南蛮漆喰(なんばんしっくい)」を

埋めて、隙間を塞ぐ方法も 基本です。

 

当社でよく採用していただく

洋瓦のタイプだと このような仕組みで

鳥やこうもりの侵入を防ぎます。

 

写真では分かりにくいかもしれませんが

アール状になった隙間を 寸法があった

樹脂パーツできっちり塞ぐ方法です。

私たちは 「ちゅんちゅん止め」 とかわいく呼んでいますが(笑)

 

ただし 実際のところこれでも

「完璧!」 とは言い切れないところもあり

各瓦メーカーさんや 施行業者さんたちも

いろんな方法を考えたり、試したりしているのが

現状です。

 

上記のやり方も それなりに長い期間

実績もあるのですが、業者によっては

省いていたり、昔の方法で、且つ漆喰も

盛っていなければ、すずめやこうもりだけでなく

もう少し大きいサイズの小動物が

入っているかもしれません。

 

約2cm程度の隙間があれば

すずめは侵入し、草やわらで渦巻状の

「巣」を瓦の裏側に作ってしまいます。

 

建物にとって、致命傷的な害は

考えにくいのですが、あんまり気持ちのいいものでは

ありませんよね。

 

ただ、こうもりは「益獣」扱いなので

特別に許認可を受けた専門業者か

個別に知事の許可を得なければ

駆除できません。

 

下から見ても、わかりヅライところですが

これからはちょっとばかり気にしても

面白い(?)かもしれませんね。

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