ガゲナウ実演会

2017/06/27
先日、コスミックのご近所のトーヨーキッチンさんで

GAGGENAU(ガゲナウ)というドイツの

キッチン設備メーカーの実演会がありましたので、

伺ってきました。

 

具体的には、ガスコンロ、IHコンロ、オーブン、

食洗器、冷蔵庫、ワインセラーといったキッチン

回りの設備メーカーですが、とにかく創りこまれて

いて、キッチンの設備で唯一、高級ブランドとして

認められているそうです(説明者の言っているまま

ですが、先日東京の展示会でもブランドのランキング誌

を見せて頂き、時計やバッグのブランド名が並ぶ中、

確かに上位に入っていました。)。

おもむろに霜降り肉を取り出しているのは、

日本の総輸入販売元の専務。

 

肉と野菜が電気オーブンに入れられます。

上がオーブン、下がスチームオーブンですが、

どちらも容量が大きく、日本のように電子レンジに

付属しているものと比較し、温度ムラや断熱の性能が

異なり、高性能ということです。

 

実演では、肉に温度センサーを刺して、そのセンサーの

温度を設定して調理するというものでした。

肉汁がこぼれ出ず、火だけ通したお肉はおいしかったです。

「料理のプロなら驚いてくれます」とのこと。

(同席した料理にも味に詳しい白石は「肉は69℃で

焼くべきなのに、設定温度が低かったのが残念」との

こと。そこまで細かい温度設定ができるので、彼が

使うとさらに肉も美味しくなりそうです。)

 

 

また、このオーブンは鍋ごと入れて煮物が作れますが、

コンロとの違いは、360度全方位から熱を掛けるので、

吹きこぼれや焦げ付きが無く目を離してもOK、

さらにスケジュールタイマーで設定できるので、

帰宅時間に合わせて煮物ができる、という使い方が

できるということ。

 

 

つぎにIHクッキングヒーター。

日本のIHクッキングヒーターとの違いは、

デザインや機能や使い勝手などもありますが、

電磁波の強さはよく話題に上がります。

 

国際規格ではIHの前面から30cm離れて幾ら、

という測定方法ですが、ガゲナウは独自基準で

距離0でさらに電磁波が少ないことを確認して

いるとのことです。

 

どうやって少なくしているのか、と聞くと、その一つは

IHクッキングヒーターの中のコイルの巻き方や数の違い。

特に調理する人が立つコンロ前面の電磁波が少なく

なるように作られています。

 

上の写真のコンロは特に最上級のもので、鍋やフライパンを

どこに置いても、その位置を検知して調理器具に電気を

かける仕様になっていて、コールが48個入っている

とのこと。(日本は○の数だけなので3とか2です)

ただし150万円くらいします・・・

 

お手頃のIHヒーターはないのか!?というと、

下のものは39万円。(コイルの数は数個に激減)

カタログを見ると、他に30万円のものもありました。

電磁波が少ないことについては同様だそうです。

日本製と並べて測ってみたいところです。

 

どうしてもIHにしたいけど日本製は電磁波が

気になる・・・という場合は、少し高いですが

いかがでしょうか。

 

最後に、食洗器です。

幅は45cmと60cmとあり、

日本と同様ですが、縦寸法が異なります。

 

日本の食洗器は縦幅65cmくらいで、

タカラスタンダードではシンクの下に入ったり、

上を天板に合わせると下に収納スペースを

取れますが、ドイツ製はキッチンの縦幅を

目一杯使うものが多いようです。

(日本製にも、縦が長いものはあります。)

 

ドイツ製では「ミーレ」が有名ですよね。

(日本の輸入食洗器のシェア7割)

他にも数社ありますが、それらも含めドイツでは

一般量販店で売られているものです。

 

ガゲナウだけは、ブランドを重視しているためか、

専門店でのみ取り扱われているとのこと。

「ガゲナウがフェラーリで、他はワーゲンです」

とのこと。(説明者さんの言葉のままです。)

 

仕様も細かく、とてもここでは書けませんが

細部にわたる造りこみがなされています。

お値段も若干(10万程度?)高くなると

想定されます。(仕入れルート含め確認中です)

 

大きなところでは、ゼオライトという水分を

吸収して乾燥させる人工の鉱物を使ったヒーターの

無い乾燥機能がついている所、色々な食器を入れても

いちいちモード切替などしなくてよい所、予洗いを

してから入れなくてよいところ、調理器具(鍋など)

も入れていっぺんに洗えるところなど。

 

細かく書いているととんでもないことになります

ので、ざっくり割愛しますが、名前だけでなく

性能や仕様の面でも(価格も)トップブランドで

あるようです。

(説明者がガゲナウ以外も取り扱い経験があり

ましたのでそれを踏まえてもそうだとのこと。)

 

全部ガゲナウで揃えると、数十万アップは

間違いなさそうですが、気になるものがある方は、

それだけ検討されるのもよいのでは、と思いました。

 

今後、当社も具体的に取扱価格や、工事内容や

メンテナンス等も含め、取扱店などあたって

みる予定です。

 

狙い目の一つとして、BOSCH(ボッシュ)が最近

BOSCHブランドの食洗器を出してきていますが、

実は、ガゲナウはBOSCHと同企業の上位ブランド

です。

 

BOSCHが出すBOSCHの食洗器とガゲナウの

食洗器は、いわばトヨタが出すカローラとレクサス

のようなものですかね。

 

聞くと、当然価格も機能も下がるそうですが、

そういった商品も見ていきたいと思います。

 

・・・

余談ですが、こんな食洗器があったら、お子様が

皿洗いを覚えないのでは?という気もしました。

全自動洗濯機が世に出たときの親御さんも同じ

思いだったのかな・・・?

 

 

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