サーモ画像撮影 with 前先生

2019/01/28
名著「エコハウスのウソ」の著者、

東京大学の前(まえ)准教授をご存知でしょうか。

壁や床など物質の温度が分かるサーモ映像、

 

これを超広角・高画質で撮影できる

サーモカメラを持って、1,2年に1度

岡山に来られる、熱い先生(おとこ)です。

今回も、色々なジャンルの建物の温熱環境を

調査されたいということで、新築・リフォーム・

戸建てから賃貸まで、いろいろと撮影して

回ることになりました。

 

前先生から「こんな建物の撮影をしたいのですが」と

依頼というか問い合わせをいただくので、

取引先の方・知人・OB施主様だけでなく、

過去に見学会に来られたお客様まで図々しくも

お願いして回り、ほぼ前先生の要望を満たす

8邸を朝8時から夜8時まで撮影して回りました。

 

お休みの日に撮影にご協力いただいた皆様、

ホントに本当に誠にありがとうございました!!

 

中には先生の著書を見えるところに置いていた方も。

自宅に放射温度計がある時点で素人ではありませんが・・・

実は当社を検討いただいている一般の方のお宅でした。

 

このように建物を探し撮影許可を頂いて

撮影して回るのも、今回で3回目になります。

 

ただこれまでと違うのは、カメラの解像度です。

以前のカメラの映像からぐっと解像度が上がり、

詳細部位まで見やすくなりました。

 

上が以前のもの、下が今回のカメラです。

縮小しているので分かりにくいですが、

かなり解像度が上がっています。

 

そして解像度の他にもう一つ、一般的なサーモカメラと

異なるのは、超広角であることです。

 

コスミックにある、スマホに装着する安物のサーモカメラ

FLIR ONE (前先生「オモチャ」)では狭い画角しか

撮影できません。

 

上がFLIR ONEで撮影、下が前先生の撮影です。

 

上のFLIR ONE の映像は、温度の色だけでなく、

同時に普通のカメラでも撮影し、その映像を

重ねて何とか部屋であることが分かるようにしています。

(よく見ると温度と無関係の境界線が沢山入っています。)

 

このように情報が落ちやすいサーモ画像ですが、

下の前先生のカメラは温度の色だけで部屋であることが

一目瞭然です。前先生曰く「空間を撮ること」ができています。

 

値段も100倍以上違いますからネ・・・

 

前先生はしょっちゅうあちこちでセミナー講師や

コメンテイターとして呼ばれており、多くの場で

「高性能を当たり前に」「寒い家を建ててはならない」

といった切れ味の鋭い本質的な内容の発信を続けています。

 

 

大学の授業や研究生の指導もしながら、日本の

住環境の改善のために東奔西走されている前先生から

依頼されるので、こちらもそのための材料になればと

思い、できる限りの協力をさせて頂いています。

 

撮影された画像はコスミックでも使わせて頂けるので、

セミナーなどで住宅の性能の理解を深めて頂くための

教材として活用させて頂きたいと思います。

(昨日1/27の何でもゼミには間に合いませんでしたが、

2月のゼミではご紹介できるかと思います。)

 

自撮りの記念写真

(左:ご協力いただいたO様  真ん中:前先生)

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