何でもアリ?

2019/01/15
お知らせにも書かせて頂きましたが、

今年最初の見学会も大勢の皆様に

お越し頂き誠にありがとうございます。

 

当社にいらっしゃるのが初めて、

当社の住宅や高性能住宅を観るのが初めて、

という方も大勢いらっしますが、

そんな方から耳にする「他社で聞いた話」。

 

あまり否定的なブログは書きたくないのですが、

最近は断熱気密の本当の内容がネットなどで広まって

いるからか、反対に気密施工をやっていない会社の話が

本当にヒドイので少し書かせて頂きます。

 

建物の隙間をきちんと塞ぐ「気密施工」をしていないと

思われる会社の営業マンの言葉

 

・「気密」はもう古い。今はUA値(全然違う概念です)

・「気密」は国の基準に入っていないからやらなくていい

・窓をつけたら隙間ができるから「気密施工」はやってもやらなくても同じ

・「気密」なんて細かいことを気にしていたら家は建ちません

 

どれもこれも住宅会社の人間が言ったとは思えない

耳を疑う「大間違い」です。

 

まじめに色々な建物にお住まいの方にお願いして、

温度や熱流量を測って、少しでも快適にしよう、

問題を見つけて排除しようとしている者からすると、

「そんな嘘をついてだましてまで何千万もする寒い家を売りたいの?

そこに住む人がどんな目に合うのか考えたことがあるの?」

と頭に血が上ってしまいます。

 

そんなことを言っている住宅会社でも、気密や現場の施工は

問われず設計上の数値だけよければよいZEHや断熱基準を

クリアして「五つ星ZEHビルダー」などと言っています。

※念のためですが、五つ星ZEHビルダーが悪い、という

ことではなく、気密施工をしていなくても五つ星ZEH

ビルダーには成れる、ということです。

 

そして、そんな骨抜きの基準さえ2020年に予定されて

いた義務化が実現せず、先送りになると報道されています。

この数年、2020年の義務化基準にまじめに対応しようと

してきた住宅会社の努力を無にする行為です。

 

住宅業界に入ってもう7年目ですが、あまりにも嘘と

形骸化が多すぎるこの業界、本当に残念に思います。

住宅会社の営業トークを信じる素直なお施主様が騙され、

まじめにやろうとしている工務店がハシゴを外される、

そんな状況があちこちで見られています。

 

我々にできることは、地道に良い家を追求し、

その情報を発信し続けるしかありませんので、

できる限り頑張りたいと思います。

 

少しばかり本音を書かせて頂きました。

御耳障りでしたら失礼いたしました。

 

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