初の東京出張

2013/02/06
ここのところ、2週連続の完成見学会やOB施主様の取材などで、

入社以来の忙しい日々を送っております。

 

そんな中、社長と初の東京出張に行ってきました。

 

目的は2,3ありましたが、一つは社長がたまにお話している

ドイツのフラウンホーファー建築物理研究所の開発したソフトウェア、

WUFI(非定常熱湿気同時移動解析プログラム)を日本で

販売している、有限会社イーアイの堀内社長にお会いするためです。

 

この方は、毎年ドイツなどを訪問し、建物に関する最先端の技術を調査したり

日本へ情報を持ち帰ったり、新たな建材や手法を導入をされたりと、

建築業界では指折りの知識人であろうと思われます。

 

普段は住宅に関する情報を伝える側である藤井社長が、反対に情報やコメントを

もらったり、最先端の建材について二人で「そうだよねー。あれが一番いいよね」

と盛り上がったり。

とてもハイレベルでついていけません。スゴイ場に同居させて頂きました。

 

先程のソフトウェアWUFI(ヴーフィー)のデモも見せて頂きました。

このソフトウェアは、壁の構成を設定すると、その壁が全世界のあらゆる

都市の気象に対して、30年間でどのように温度と湿度を通すかを

シミュレーションできるものです。

簡単に言うと、どの程度断熱できるかと、湿気を通すかが分かります。

つまり、「暑い寒い」と「結露するかどうか」が分かります。

 

「世の中では大丈夫、って言っているこの断熱材でも、こういう風に

1年目、2年目、3年目でだんだん内部に水分が溜まってくる様子が

わかるでしょう。」

「壁の中で水蒸気が水に変わってしまうと、水蒸気が水に戻るのは相当な

エネルギーが必要だから、まず無理なんです。」

「ほら、ここの湿度が90%を超えてる。こうなると毛細管現象が起こって

もう水が外には出てこない。」

と、内部結露の恐ろしさをビジュアル付きで教えて頂きました。

 

また、「この都市では断熱材が壁の内側に必要だけど、こっちの都市に

持っていくと、断熱材は反対に壁の外に持ってこないと結露する。

建てる場所によって、壁の構成は全然違うものになるんです。」と、

自然の驚異を相手にする住宅が、いかに難しいものかと言うことも

見せて頂きました。

 

WUFIは既に私のパソコンに入っていますが、まだ使いこなせていません。

ご説明ができる状態になったら、またレポートさせて頂きますね。

 

もう一つの目的は、岡山県産業振興財団の支援を受けて、当社の

オリジナルの陶性外壁ツィーゲルを他の建築会社や住宅会社でも

活用して頂けるかというマッチングを行うことでした。

 

しかし、ツィーゲル、とても素晴らしい建材だとは思うのですが、

斬新なものなので面を食らうのか、重量があり住宅の堅牢性を要求する

ためか、2社ほど対面がありましたが、なかなか直ぐに活用される

と言う気配はありませんでした。

 

この件では、あと何回かマッチングやプレゼンの機会があります。

実際、「大量に拡販して企業規模を拡大するつもりはなく、この

建材を活用して、性能が高く長期にわたり資産になる住宅が建てられ、

年を重ねて味わい深くなる、美しい街並みが少しでも日本に広がれば」

ということを説明した上で行っているので、当社の姿勢は変わらずですが、

それでもこういった「本物」の価値が認められる世の中であってほしいと思います。

それにしても、ツィーゲル2枚(3.2kg×2枚)を運んでの移動は大変でした。

 

 

最後に、昨年改修が完了した東京駅の写真を。

外見は昔からの雰囲気を保ったまま、内装はとても綺麗に改装されており、

周辺のガラス張りの高層ビルとは一味違う存在感を放っていました。

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