失敗事例(スイッチの位置)

2012/11/27
今回は、我が家のプランニングの失敗事例をご紹介します。

結論から言いますと、「電気のスイッチを減らしすぎた」という内容ですが、

これが地味に奥が深いというか、実体験に基づいていますので、

これからプランを考える方は読んで頂ければ参考になる?かも知れません。

 

我が家のプラン検討中に、提案された照明とスイッチの位置は、下のようなものでした。

赤い四角がスイッチで、点線でつながっている照明のON・OFFができるという電気図面ですが、

この時、上図の赤い点線の接続を「いらないだろう」ということで除外しました。

 

思えば、この頃はプランも固まって、建物の金額に恐々としながら壁紙や設備の小物などを選んでおり、

「もう、かけたいところ(建物本体)にお金をかけてしまったので、少しでも削れるところは削る」という

方針でいました。

 

そこで、ダイニングの照明のスイッチは一つでいいや、ということになり、下記の図のように

変わりました。如何でしょう?問題ないように見えるでしょうか。

他にも何か所かスイッチを減らしており、ここも何とかなるんじゃない?ということで

削りましたが、動線をしっかり考えていなかったのがアダになったのでした。

 

というのも、我が家のダイニングには、インターネットの配線を引いて

パソコンを置いており、夜、子供が寝た後にパソコンを使ったり書類を書いたりと

いった時に、ダイニングを使うことが多いのです。

 

この時、ダイニングの照明しかつけませんよね。もったいないので。

下の図のような状態でいるわけです。

 

 

さて、そろそろ寝るかと。寝室は2階なので、部屋の電気を消して、階段を上がって・・・

アレ?

ダイニングの電気を消すと、1階が全部真っ暗になるので、階段までたどり着くのが大変。

でも階段方向には、ダイニングのスイッチがない・・・

で、どうやっているかといいますと、

キッチンの電気をつけ、ダイニングの電気を消しに行き、さっきのキッチンの電気を消し、

階段を上がる、ということをやっています。

リビングから回っても、リビングの電気を一度つける必要があります。

 

「それだけの話?」と思われるかも知れませんが、一番言いたいのは、

「数千円を不用意に削ったために、毎晩この不便さを味わっている」

ということでした。

 

あるところで聞いた話では、住み始めてからのコンセントの位置に関する不満は一般的に多いそうです。

おそらくスイッチも同様で、多すぎた場合は「多かったね」で済みますが、少なすぎるのは考え物かと。

費用削減は大切な取り組みだと思いますが、必要なものまで削らないよう、ご参考にして頂ければ幸いです。

※上図の考える人のいるあたりにコンセントでもあれば、人感センサーライトをつけるのですが、

残念ながらそれもありませんでした。

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