始まります。
解体工事用の足場を組み始めた我が家。
残っているモノは全て 撤去ということなので
家具も、設備品も 無くなります。
ガラス戸やふすまなどの建具が全て外され
畳も上げられています。
この間まで 生活していた住宅ですが
この状態になると なぜか一気に 「古家」 のかび臭いような
土臭いような匂いがしてくるのが 不思議です。
・・・まるで、田舎の古い納屋に入った時のような。。。
子供のころから有った、「ナショナル」製 キッチン。
天板が1枚で、コンロや水栓が組込まれた 「システムキッチン」 ではなく
シンク台 ・ レンジ台 ・ 調理台 などとバラバラになる 仕様です。
木製扉にメラミン貼りですので、非常に汚れていますが
壊れたりは無かったものです。
ただ、給湯システムや、カラン(蛇口)は 数回交換しており
消耗品の一種なんだなと感じます。
2階のミニキッチンは、今から約17年前に 設置されたもので
わけあって、「大和ハウス」 のアパート用といった モノでした。
もともと キッチンなど設置するつもりが無かった所へ
取り付けたので 給水・給湯・排水管も
少々無理がありました。
これでも、何度か修理や カラン交換もしてあります。
最後のころは、シンクの排水接続部分から
カニの様に 泡がぶくぶく湧く始末。
結局 手を付けることなく今の状況を迎えました。
普段、私がお客様に 手入が楽で
素材として長持ちして、値段よりも耐久性や
交換のしやすさ(=維持管理コストを抑える)に
重点を置いたお話しをすることが多いのは
こういった 自身の経験によるものです。
安く建てたり、リフォームしても
その後 何かと修繕・補修にコストがかかり続けると
金銭的には勿論、精神衛生上も良くありませんし、
多少 不具合を放置したりすることで
関係する範囲が広がるというデメリットも生んでしまいます。
「何でもいいや。。。」 といってると
こんな目に合いますよ。
せっかくの財産が 負債にならないように。
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