完成時気密測定

2018/12/06
コスミック・ガーデンでは

全棟気密測定を行っていますが、

測定するタイミングは、建物の構造ができて

断熱・気密施工を一通り終えた時点です。

(中間時気密測定などと言われます)

「コスミックガーデン 気密測定」の画像検索結果

 

断熱材や構造の継ぎ目が見えている状態で、

室内の空気を大きな排気ファンで外に出し、

気圧差による外気の流入量から隙間面積を

算出します。

 

中間時に測定する理由は、ここで気圧差がついた

状態で家中を調べることで大きな隙間があった

場合に塞ぐなどの改善作業ができるからです。

 

対して、完成時気密測定は行っていません。

測定に数万円かかる上、完成後の改善は

ほとんどできないので、中間時の検査以降に

品質を確保するためには、その後の工事で

大きな隙間を作ってしまうような施工がない

よう目を光らせていくしかないためです。

 

とは言えしばらく完成検査を行っていないので

品質確認のための抽出検査として久しぶりの

実施となりました。

 

建物は、週末に完成見学会を控えて美装も

終わっているY様邸です。

 

約束の時間に行くと、既にセッティングを終えて

もらっていました。

 

測定して頂くのは断熱施工をお願いしている

マルフジフォーム工業の藤井専務です。

長年断熱施工と気密測定をお願いしている

エキスパートで、とても熱心な方です。

気圧が下がっている室内でも熱く語ってくれます。

 

このバズーカ砲のようなファンで空気を排出ながら

流量・気圧差を測定して隙間面積を出すところまで

全部コンピュータがやってくれます。

コスミック・ガーデンでは内外気圧差が50パスカル

程度になります。(隙間が多いと気圧差がつきません)

 

ただ、気密性能が高ければ高いほど結果は不安定に

なりやすく、正しい結果を導き出すまでの測定回数や

結果の判断については何千回と測定しているノウハウが

あります。

 

※少しマニアックな話ですが、上の写真の測定器は

ちょっと型が古いもので、一番上の写真の型が新型

です。「たまたまメンテナンスに行ってて古い方に

なってしまいました!!」と残念がっていました。

 

室内が負圧になっているので、窓に取り付けている

ビニールシートが内側に押されてパンパンです。

 

さて、結果ですが、この建物の中間時気密測定のC値は

0.29(c㎡/㎡)

でしたが、これに対して完成時気密検査のC値は

0.30(c㎡/㎡)

と、ほぼ同じでした。

延床面積が106㎡ですから家全体の隙間が32c㎡

程度(8cm×4cmくらい)ということになります。

中間時からの施工不良等による漏気はほぼ無いと

考えてよいと思います。

 

ちなみに前提を申しますと、トイレやレンジフードなどの

排気ファンは全てテープでふさいでおり、中間時とほぼ

同条件にしています。

建物内が負圧になると若干外気が入ってくるためです。

どのメーカーにも「高気密対応」ファンがありますが

電源OFF時のシャッターの気密性能は完璧ではありません。

 

対して給気口は優秀でした。

閉じた状態で負圧になっても、気流は感じません。

ほぼ完全に閉じられているようで優秀でした。

エアコンのダクト付近もキッチリ塞いでもらっている

ので、空気の流入は感じられませんでした。

 

ここまでくるとイジメのようですが、窓まわりも

チェックします。境界部分はOKでしたが、ロックを

かける戸先錠のレバーまわり。機構上隙間があるため

若干の外気の流入があります。

 

・・・というのが全体の様子です。

あちこちに隙間があるような書き方をしていますが、

これら全部を合わせて家全体の隙間が32c㎡で

C値0.3(c㎡/㎡)と問題ない結果です。

 

あとは隙間風が入っている場所や集中して漏気が

起こっていないかなどを一通り確認して、測定を

終えました。

 

この週末の完成見学会は寒くなりそうです。

ぜひこの高気密もY様邸を体感してみてくださいね。

 

 

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