山口にて。

2017/12/02
 

 

今週、下関市長府と山陽小野田市の企業さんに訪問する為

山口県にでばって来ました。(日帰り出張)

下関では かわいいフグに迎えられ

午前中にボイラーや空調機器を製作する大きな企業さんに

お邪魔しました。

 

午後からは 「長州産業株式会社」さんに

お邪魔して ソーラーパネルの工場見学や

蓄電池、有機EL技術を 解説して頂きました。

卓球の世界女子代表「石川佳純」選手がイメージキャラクターで

新山口の駅では 巨大な看板も目にします。

高性能・高発電効率で 純然たるメイドインジャパンに

魅力を感じています。

工場の中は 基本撮影禁止なので

展示コーナーのみ写真でご紹介します。

 

「プレミアムGシリーズ」と呼ばれる

単結晶のパネルは 紫外線などを可視光線化して

発電に活用する技術を使う事で

1枚当たりの発電ワット数を上げています。

 

 

写真中央に移る 「ブルー」に輝くパネルがそれです。

紫外線の無い 夜間などは従来通り黒いパネルですが

光が当たって発電し始めると かなり鮮やかなブルーになります。

単結晶(製作コストが高くなる)と多結晶(コストが下がるが不純物が

含まれる)のパネルを割ると 破断面に差がでる実験を

皆でやってみます。

一直線的に割れるのが単結晶。

不純物の関係で、ギザギザに割れるのが

多結晶と見分けます。

いずれにせよ パネルの裏側は薄いフィルム。

ガラスは約0.3mm程度で非常に

薄く 割れやすいモノです。

施工時に 端っこの枠部分だから大丈夫とばかりに

踏んだり、運搬時の荒い扱いによって

簡単に割れてしまうシロモノです。

現場で取り付ける際の扱い方ひとつで

トラブルの原因になります。

製品の良し悪しだけでなく、施工の品質によっても

大きく違いが出てしまいます。

稼働ラインの工場内では、シリコンウエハースの製造技術や

そのコーティング技術、

ラインが流れる工場内に 試験に合格した 検査員さんによる

度重なるチェックと次工程への不適品の排除など

徹底的に品質管理がされていることを目の当たりにしました。

コスト重視の製品では 最初から出荷まで

オートメーション化でロボットのみが

働き、人の目でのチェックが入らないメーカーも有るようです。

人件費など経費は掛かりますが

一旦不良品が出荷されると 取り返しがつかない規模になる

フルオートメーション化。

2時間交代のダブルチェック検査員さんに感心です。
(根気強い女性検査員を多く採用=根気強く 細かな目線を期待)

また 工場内に限らず、事業所全体から感じる

なんとなくの アットホームないい感じや

社員さんたちの 活気ある表情が印象的でした。

様々な工場見学をしてきましたが、「工場」としての凄さは

以前見学した TOTO株式会社 小倉工場さんや

クリナップ株式会社 福島いわき工場さんに並ぶ

高品質で高技術な印象ですが

内部の雰囲気の良さは 「長州産業」さんが

一歩抜きんでてる感じがしました。

・・・あくまで 個人的な印象ですが。

また 会社さんの方も、岡山から妙に詳しい

ディープな質問を放り込んで来る工務店が来る。と言う情報からか

各セクションの 専門技術員さんや 技術系の管理職(役職責任者)さんが

随時同席で どんな質問にも即答して下さいました。

後から聞いた話では、こんなに 技術系社員で囲むことは滅多に無いそうです。

工場内で 「素材」や「副資材(接着剤など)」に

どこのメーカーを採用しているかは一切教えて下さいませんが、

サンプルで触らせてもらったとあるシート類や

缶に入っている資材のロゴマークなどで 国内のあのメーカー品という

のを探すのも楽しみです。

同行したスタッフ内藤君は、前職の絡みもあり

〇〇製ですよ。(小声)とつぶやきます。

家庭用蓄電池(売電の次はコレ!=電気自動車と並ぶ電気を貯める機械)も

アピールです。

一部の照明や冷蔵庫など 使える家電を絞ることで

復旧までの一時的な電源として今後普及してくると思います。

また、LEDではなく、有機ELを使った

様々な照明や家電(最近は大型4Kテレビや新型 Ifhonen等が有名)にも

採用され今後の主力になる技術にも注力しています。

人体の影響と言う意味では LEDよりも有機ELの方が

安全とも言われています。

私も 将来テレビを買い替えるときには 有機EL TVかなと。。。

気が付くと、すっかりいい感じの夕日が射しています。

この後、滅多に体験できない事を 長州産業さんのご厚意で

させて頂きました。

それについては 次回のブログでご報告します。

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