換気の重要性をご理解ください。

2014/09/18
 

最近、OB施主さん宅で

換気不足が原因と思われる事例が

何件か報告されています。

 

「節電」というイメージと意識で

換気扇類を止めてしまう例。

 

トイレや浴室など使用時以外は

切ってしまう習慣になっている方。

 

従来の「低気密・低断熱住宅」であれば

使用時のみの換気扇使用でも

家中の隙間から外気が侵入してきます。

 

ところが、「換気扇の音が少し気になる」

 

「換気扇を止めると、冷暖房がよく効く」

 

「冷暖房の効きが良いし、外の音が入りにくいので

(吸気口)も閉めています。」

 

という感じで 「換気」ということを

行っていない施主さんがいらっしゃいます。

 

 

上記のような使い方を続けられると・・・・

 

エアコンの排水(結露水)が

配管内で雑菌により 膨張状態になり

夏場、冷風の吹き出し口より水を吹いてしまい、

クロスが濡れたり、最悪の場合

テレビなど家電製品が被害を受けてしまうと

いう事になってしまいます。

 

 

 

 

他には、窓枠やカーテン、壁紙に

「カビ」が生えてしまい

胞子が散乱。

人体に影響が出ることだって考えられます。

 

アルミ樹脂複合サッシの枠と

無垢の窓枠に結露水が付いて発生した

カビ。

 

 

サッシの框に付く、吸気口が

固着して、内部フィルターも目詰まり。

空気は殆ど入りません。

 

この場合は、フィルター周りの部品交換となります。

 

 

 

サッシのめし合わせ部分のカビ。

 

 

 

クロスの下地となる

石膏ボードが エアコンが吹いた水を

吸水してしまい、カビ発生の事例。

 

 

 

 

 

 

 

また、トイレの便器や 浴槽、洗面化粧台など

水を使うところで

拭き残した水に、空気中の「菌」が

繁殖して 「薄いピンク色」になることが

あります。

 

これを放置すると、黒カビや緑色の

カビに変身します。

 

エアコン内部や、ピンク色のカビが

発生した初期状況なら

「エタノール」や「キッチンで使える アルコール除菌」などという

スプレー式の製品を使えば、対処できます。

 

しかし、基本は「換気」です。

 

昔のように、寒い時期や暑いときに

窓を開け放って 空気の入れ替えをしてください

という事でなく、フツーに生活して

窓を閉めて冷暖房中、もしくは

中間期でも ばい煙や花粉が気になる時期でも

吸気口開放と換気扇をONするだけの

簡単な話です。

 

少しの音や微々たる電気代を気にして

高額な修理代を支払わなければならない事も有りますので

くれぐれも、換気は常時行ってください。

 

家中全ての換気扇を全開してくださいと言う訳ではないので

ご不明な点などあれば、コスミックガーデンに

遠慮なくお問い合わせください。

 

 

 

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