業界再編

2009/10/15

ここ数年あらゆる業界で、企業の

吸収・合併や経営統合などが大変盛んになっています。

 

ご他聞にもれず、我が住宅業界でも

ハウスメーカーだけでなく

設備機器メーカーの再編が進んでます。

 

今回話しに出たのは(一部 うわさの粋を出ないものも

有りましたが)、INAX・トステムグループに入っていて

販売を行ってもらうのではないかという 水まわりメーカー「サンウェーブ」さん

があります。

サンウェーブ・クリナップ・永大などのメーカーは

大手住宅メーカーの純正品として

ノックダウン生産(相手先ブランドによる生産供給)を

盛んに行っている会社で、

大手住宅メーカーの着工棟数の減少により

経営負担が大きくなってしまうまえに

体力とスケールメリットの大きさを生かして

INAX・トステムグループで販売を

してもらうのではないでしょうか。

 

また、システムキッチンメーカー「ミカド」も

販売を「タカラスタンダード」に委託するようです。

岡山と違って、関西では「ミカド」のシェアは約20%くらいで

タカラも同じくらいだそうです。

よってこの2社が一緒になることによって

ダントツのトップシェアが握れるということのようです。

マンションの着工が非常な落ち込みをする中

「数」を販売しにくくなったタカラは

その分を補う意味も有るのではないでしょうか。

 

また、アルミサッシ業界でも「新日軽」が

トステムグループに吸収される見込みです。

サッシ業界は、YKKグループとトステムグループの

2大勢力になって落ち着きそうです。

 

私も昔 以前の会社のとき「合併」を経験しました。

吸収した側の社員でしたが

昨日までライバルだった会社の社員と

一緒に仕事をスムーズにこなしていくのが

かなり難しく、気持ち的にもモチベーションを高く

保つのはきついんだな。 (特に吸収される側の人達)

という印象があります。

 

金融機関をはじめ、鉄鋼業界、航空業界などなど

複数の企業が一つの会社として

社内で「壁」を作らずやっていくことは

経営陣が思う以上に難しいのかもしれません。

 

これから、国力が落ち 少子化が進む中

「大量販売」が難しくなっていくのは

確実です。

少々高価でも、いいものを永く使い

企業としても価格競争に巻き込まれない

商品開発ときちんとした利益確保を

していかなければ 巨大企業でも

生き残るのは難しい時代になっていると思います。

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