気密性能があるかどうかの簡単な見分け方のひとつ。

2012/03/23
震災以降、特に省エネ性能の必要性が

広く認知され、「高気密・高断熱」という

言葉がどんどん出て来ています。

 

そんな中、素人の方でも

簡単に気密性能が有るか無いかの

簡単な見分け方のひとつをご紹介します。

 

 

ほぼ真四角の窓は 「ジャロジー窓」と呼ばれるもので

室内側のハンドルをくるくる回すと

ルーバー状の数枚のガラスが

90度起き上がって 通気をします。

 

右隣の引き違い窓は、ごく一般的なもので

どこの家にもある形状です。

写真のお宅は、引き違いはペアガラスです。

 

ジャロジー窓は単板ガラス(1枚ガラス)が

たくさんあるものです。

 

この形状の窓が一箇所でもあれば

その窓に集中結露が起こります。

(防犯上も非常にもろく、1階の洗面やトイレによく

使われていますが、ペンチ1本で簡単に割り、外すことが

出来ます。)

 

他の窓の性能や外壁面の断熱性能が

高ければ高いほど その現象は起こりやすくなります。

 

デザイン的なもので、どうしてもジャロジー窓が

付けたくて 採用してしまった場合、

いっそのこと 他の窓も単板ガラスの安いものに

したほうが、よっぽどコストダウンになります。

(断熱・気密性能は捨ててもらいますが・・・)

 

今現在、建築中の最新の住宅にも

いまだにこの窓を使うところが有ります。

 

さすがに 大手住宅メーカーの建物や

モデルハウスでは見かけませんが。

 

みなさんも、比較的新しめの建物を見るときに

ひとつの判断材料として 覚えておいてくださいね。

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