漆喰って奥深い

2007/11/29

  漆喰について専門家と打ち合わせをする為に、高知県高知市にある

  「田中石灰工業株式会社」へ行ってきました。

  

  技術的に大変詳しい  石灰部営業次長 田中氏と

  藤井社長が漆喰(しっくい)のもとである石灰について

  いろいろ面白い話をしており、私も大変勉強になりました。

  藤井社長は、貝殻も石灰の一種である(炭酸カルシウム)で出来ているのに、

  熱や高温を加えていないのになぜあのような貝殻が自然界で出来るのか?

  を田中氏に尋ねました。

  氏は、大学時代の研究で上記の内容を調べておられたらしいのですが、

  最終的には、答えは見つからなかったとの事。

  土佐しっくいと普通のしっくいの科学的な違い、施工上の特性の違いなど、

  話は多方面にわたり盛り上がりました。

  田中氏も当初、建築屋の社長なので細かく解説しながらお話して

  下さったのですが、途中で藤井社長が物理屋というのが分かり、

  専門用語や科学・物理用語連発で、すごいスピードで話が進み、

  今後も両社で協力していいものを創っていきましょう。・・・ということで

  まとまりました。

  石灰を製造、販売している会社は他にも多数ありますが

  田中石灰工業さんは、先進的で、様々な実験による多くの

  ノウハウを持ち、弊社のような一工務店の言うことに真摯に対応してくださる

  柔軟な会社という印象を持ちました。

 

  ちなみに、高知県の東部では、雨が多く二日で1000ミリの雨が降ったり、

  南国らしく、紫外線の強さ、早朝と昼間の温度差の激しさ、台風時には

  跳ね返った雨で360度の方向から濡れる為、防水施工の大変さなど

  岡山の家創りでは考えられない 気候条件の違いを知り大変驚きました。

  今後、温暖化により、中国地方でも、高知県並みに暴風雨対策を

  取らなければならないようなことになるかも・・・と思いました。

  

  せっかく、高知に来たので、田中石灰工業さんより車で10分くらいの

  桂浜によってみようと、近くまで走りました。

  ところが、桂浜を眺めるだけのために、駐車料金が400円するということで

  あきらめました。(どうせ、20分くらいしか居られないし)

  天気も御覧のようにイマイチでしたし、その料金払うくらいなら

  ソフトクリームを二つ買ったほうがいい!  という、社長の意見に従い

  桂浜を後にしました。

  

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