火災の怖さ

2010/06/30

先日、お客様から 慌てた声で

お電話を頂きました。

 

以前務めていた会社で建っていただいた方で

今もいいお付き合いをさせていただいています。

 

その方の、ご実家が火事にあわれた!

しかも、「火元」で。

ご実家はもちろん、お隣も全焼。

近隣のほかの2軒も半焼と言うことでした。

 

こんな、非常事態に何をどうしたらいいのか

解らないので、とりあえず、私に電話されたとの事。

 

驚きました。

 

火災保険に加入しているかどうかも

よく解らない・・・・多分昔に切れてて 現在は

未加入かも・・・。 と言うことで 取り合えず、

今後の、処理の仕方を大まかに

お伝えしました。

通帳や健康保険証、各保険証券や印鑑などなど

公的なものから、再取得する必要があります。

それらを、発行してもらう為に

入手しなければならない 書類の多いこと・・・。

また、戸籍を取るにも 他県にまたぐことも珍しくないので

そうなると、時間もかかるし。

先ずは、警察や消防で発行してもらう

「被災証明書」。

コレがなければ、なにもスタートできません。

 

 

また、近隣の方の家も無くなってしまっているので

それらの対応も考えないと・・・。

 

基本、ここが一番頭の痛い問題となるはずです。

 

ただ、民法上 火災を出したことによる

隣家への保証は義務付けられてはいません。

 

出来ない、場合はしなくても罰せられませんし、

保険に加入していた場合でも、一定の金額まで

となります。

また、自身が加害者になった場合でも

加入している保険の内容によっては

相手方に保証をしてくれる商品もあるようです。

 

皆さんも、今一度ご自身の加入している

火災保険の内容を確認してみてください。

 

今回の場合、後日調べてわかったのですが

ご実家が共済に加入していたことが確認できました。

 

しかし、近隣含め全てに満足できるほど

保証金額は出てきません。

 

ここからは、ある程度個人間の交渉になりそうです。

 

その上、焼け跡の解体処分費、整地費用

なども出てきます。

焼けてなくなってしまった物の買いなおし

(買いなおし出来るものはまだいいのですが、

思い出の品や、今は入手不可能なものなども

たくさんあったそうです。) にかなりの予算も必要です。

 

家事の現場からの産廃処理は

倉敷市の場合、普通には引き取ってもらえません。

 

専門業者が、自社産廃処理場などで

処分しなければならず、これも割高につきます。

 

 

ほんとに、なにもいい事がない「火事」。

加害者になっても

被害者になっても

どちらも地獄です。

 

火事を出さないのが一番なのは

当然として、万一の時に役立つ

「火災保険」 の内容を 今一度確認されることを

強くお勧めします。

 

 

今後、当分の間

このお客様とご実家が

少し落ち着かれるまで

私で出来ることがあれば お手伝いしていこうと

思います。

 

 

・・・ちなみに、「仏壇のろうそく」 と

「漏電」 が火災の原因として

最近急上昇してるようです。

 

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