節電の夏
連日、テレビやラジオなどで
「節電」 と言う言葉とともに
そのやり方や、ポイント等が紹介されています。
また、関東地方の公共建物や
オフィスでの節電の様子をニュースなどで
目にしない日はありません。
それら、報道されている 28度設定(労働基準法に
この28度が記載されてるので、この設定になったそうです。)
のエアコンの使い方に
「???」 と感じることがあります。
例えば、役所の建物ですが
28度設定のエアコンを 3時間稼動させ
その後3時間ストップさせると言うものですが。
このような断続運転が、実は一番効率が悪く
エネルギーを無駄に使っているというコトが まだまだ
認知されていないんだなあ~ と思い知らされます。
人間一人当たり約100ワットの熱量を持っています。
たくさんの人々が働くオフィスであればそれだけで凄い熱量が有り、
当然人の出入りやPCや様々な機器の発する熱もあり
28度 3時間運転では
全く冷房の効果を発揮できてはいない上、
エアコン3時間停止後、次の可動時にそれを
取り戻そうとフル稼働します。
設定は28度でも、室内は30度以下には
なかなかならないため、エアコンのセンサーが
28度にするため、ずっとフルパワーでコンプレッサーを
回しています。
あるTV番組のコメンテイター(どこかの教授?)が
こまめに停止するよりずっと連続運転し、窓の外などに
日射を遮蔽するものを取り付けて、扇風機で
湿気を追い出した方が、省エネ効果は
高い。と言っていました。
さすが! この人わかってる!
その通りです。
・・・本当は、もっとその前に建物自体の
基本性能(コアパフォーマンス)が高ければ
フツーに省エネなんですが。。。
また、照明器具もそのひとつで
エアコンと違いコレはこまめに切ったほうが
省エネなのですが、複数電球(蛍光管)がついている
タイプの照明器具(シャンデリアタイプや丸いリング状の
蛍光灯が3連あるような機種)の 一部をはずしてしまう方が
多いと言うことです。
器具のタイプにもよりますが、大部分の機種で
省エネにはほとんど効果が無いばかりか
器具の寿命を極端に縮めてしまうのです。
節電は勿論 非常に大切です。
正しい知識とやり方があっての節電です。
我慢だけして節電になっていない状況を
よく見かけるだけに、注意が必要です。
・・・こまめにエアコンを入り切りするのは
省エネではなく、無駄に電力を捨ててるだけですよ・・・。
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