解体前に施主がやるべき諸手続き。

2016/10/24
 

解体工事と言っても 昔と違い今どきは いきなり

重機が来て、「バリバリ」壊すわけではありません。

 

近隣への飛散対策をしっかりやってもらいます。

 

・・・・ そうそう 解体時よくある忘れ物で

電気・ガス・電話線の停止&撤去処理があります。

 

基本的には その家の住人(出来れば世帯主や契約者)

電気なら中国電力(第二電力の場合はそちらへ。)、

都市ガスなら 岡山ガスや水島ガスなど。

 

プロパンなら、供給している会社へ電話連絡を入れておけば

各社 工事着手までには 速やかに処理してくれます。

 

遅くても 解体着手の10日前には

連絡しておくのがベターです。

 

 

 

問題は電話で、電柱から来ている線は殆ど NTTで、回線使用は

KDDI 等他社が管理。 そうなると両社に要連絡です。

 

また インターネット回線の場合 光テーブルの場合

そのプロバイダーに連絡するところがかわります。

 

私達のような建築業者が 代わりに連絡しても やはり本人確認が必要との事で

二度手間になるだけなので、最初から世帯主が

やった方が簡単です。

 

水道に関しては、解体時に水撒きするので

そのままで基本OKです。

 

後日、仮設水道に切り替えれば大丈夫。という事が多いのです。

 

 

ガラスが割れて飛散しないように

サッシは最初に外しておきます。

 

瓦も全て降ろしてしまいます。

 

古いセメント瓦や 波板スレートの場合

「アスベスト問題」 が浮上してくることもありますが

そうなったら大変です。

 

恐ろしくて 書けません。。。。

 

 

 

 

 

 

平成3年築の増築部分の天井石膏ボードを

破壊したところです。

 

 

うっすい、「マグ」 の 「グラスウール」なので

気休め程度の断熱性能です。

 

「気密」 なんて言葉も 無い施工ですが 当時はこんなもんです。

 

 

 

居室の下は ガレージですが

鉄骨で骨組みを組んでいます。

 

天井の不燃材の上に直接 グラスウールが敷かれていますが

ちょっと詳しい方なら、この施工に断熱性能向上の意味は

無い事が分かると思います。

 

 

当時は 断熱材は入ってればいいんでしょ! 的な認識しかなく

施主である私もそうでしたが、設計施工した 地元老舗工務店(現在は

ZEHや長期優良住宅のエキスパートのようなイメージ) も

そんなレベルの認識でした。

 

 

・・・・そりゃ 底冷えもするし 足の指先が痛い位冷たくなるわなあー って

感じです。

 

もうそろそろ 建物の形が無くなるような

工程に入るかと思いますが、無事に進んでいくことを見守ることしか

出来ません。

 

 

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