酸性雨って・・・。

2010/07/30

先日、ご紹介を頂き

あるお客様の在来木造住宅の

「雨漏り」を治しに行きました。

 

かなり前から雨漏りしていたらしいのですが

この梅雨の大雨で、天井や壁に

シミが発生し 私のところへ連絡が

まわってきたようでした。

 

早速、「横田屋根工事」さんと

屋根に上がってみると・・・。

 

 

わかる人にはわかるのですが、

結構粗い仕事をしていました。

 

屋根の「谷」になるところの瓦を

ケチったのか、本来あるべき形の

割った瓦がありません。

また、割り瓦を固定するステン針金を

通る穴をきちんと空けず、「サンダー」で

切込みを入れて誤魔化しています。

 

また、板金も「銅板」を使っているのは

いいのですが、何箇所も穴が開いています。

 

ここ数年、「酸性雨」 のせいで

薄板の劣化や腐食が急速に進んで

いるようです。

 

その上、このお宅は 「倉敷市連島町」にあるため

水島の工業地帯からの煤煙や化学物質などの

影響もあり、『強酸性雨』 な感じになっているそうで、

このような 板金部分に被害が多く出るようです。

 

「銅板」も今以上に、厚みのある

ものだとかなり有効なのですが

厚くなればなるほど価格は急上昇です。

 

現在なら、当然「ステンレス板金」でしょう。

 

このお客様もいずれ建て替えは考えては

いるものの 雨漏りは困るとの意向で

板金と一部瓦のやり直しを行います。

 

 

確かに、水島工業地帯の北方面は

「錆」の進行の早さ、アルミ製品の表面腐食の

速さなど 地域的な 難問題があります。

 

これから家を建てようとする方は

カラー鉄板やガルバリュウムなどは避け、

きちんとした素材の選択が重要になります。

 

今までのような建て方と素材選択を

してしまうと 後から後からお金が

必要になってしまいますよ。。。

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