長患い

2013/12/18
ブログの更新が止まってしまい失礼いたしました。

2週間ほど風邪がひどく、調子が出ませんでした。

 

高気密・高断熱住宅に住んでいる説得力が無くなるので

言いたくないのですが、私も冷え症のイチ人間ですので・・

 

しかし、こんな長期間治らない風邪をひくのは久しぶりで、驚きました。

やっと8割がた回復してきたかな、というところですが、

昨日、知り合い2人(大人の男性)と話したところ、

私と同様に風邪で長患いしたと聞きました。

今年の風邪はかなりしつこいようです。皆様もご自愛下さい。

 

さて、本日、国土交通省からこんな封筒が届きました。

内容は

「住宅の断熱化がどこまで進んでいるか全国5千社にアンケートして

集計していますので2012年度分を回答してください」

というもの。

 

おまけで、2011年までの統計が載っていました。

ちょっとピントが合っていませんが、2009年から年間10数%増の

ペースで断熱等級4の住宅の割合が増加していることが分かります。

エネルギー基準の改正や優遇措置があったことも増加の背景でしょう。

このペースで本当に暖かく涼しい住宅が増えているのかは不明ですが・・・

いまだに、建てたばかりなのにエアコンが各部屋についていたり

冬に寝室内が数℃まで下がるという話が聞こえるのも事実です。

藤井社長がラジオでも言っているように、この断熱等級は「施工結果」

ではなく「設計値」であり、その通りの性能が出ているかは不明です。

 

 

しかし、国交省の案内には「このアンケートを国の施策の参考にします

とも書かれています。住宅会社側の自己申告で「断熱化が進んでいる」と

判断するより、実際に建っている新築住宅の温度を調べた方がよいのでは・・・

 

長患いしている患者の患部に目を向けず、担当医に投薬した薬の数を

聞いて安心しているように見えるのは私だけでしょうか。

(私も久しぶりに風邪で病院に行きましたが、薬がどっさり出ました)

 

 

さて、興味深いデータがもう一つあります。

先程のグラフは、戸建・注文住宅のものですが、下のグラフは

共同・賃貸住宅のものです。

戸建・注文住宅に比べて、断熱等級の低い住宅ばかりが建てられている

ことが一目でわかります。

 

先日のドイツに詳しい人の話では、ドイツでは賃貸住宅にも性能や光熱費の

基準がしっかりとあり、もし賃貸住宅の住人が、建物内の寒さが原因で

健康を害したといって家主を訴えた場合、かなりの確率で勝っているそうです。

(数値データなどはなく、口頭での説明だけでしたが)

 

岡山にも賃貸住宅が沢山建設され続けていますが、持ち家・賃貸に限らず、

住む人の身体に優しい、地球にも優しい建物が増えて欲しいと・・・

風邪が中々治らないまま仕事をしながら、余計にそう思うのでした。

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