関東出張に同行

2013/07/18
今週前半、社長に同行して、関東に出張してきました。

 

何か所か訪問しましたが、一番の目的は、

群馬県で40年前から高性能住宅を建てている

M社さんの訪問です。

 

たまたまインターネットで見つけたのですが、

すぐに藤井社長自ら「勉強させてください」と連絡し、

先方に快く受けて頂き、訪問することに。

フットワーク軽く他社から学ぶ姿勢も、

コスミックの強みの一つだと思います。

 

訪問先の社長さんはとても良い方で、

藤井社長と私を連れて、色々なお宅を

見せて下さいました。

 

最初に伺ったのは、展示場です。

外は30℃を超える暑さでしたが、建物の中は

ひんやりして快適でした。

 

他県とはいえ、同業者の我々に、抵抗なく

建築現場を視察させて頂きました。

細かくは書けませんが、施工精度や性能も高い住宅を

建ててきた会社の取り組みや仕事に対する姿勢などについて、

社長自ら色々と語って下さりました。

建築中の住宅と展示場を2棟ずつ、おまけに、

お客様が在宅中のOB施主様のお宅まで。

数々の家を見せて頂きました。

 

なんと、このM社さんは、広報活動ゼロ。

チラシも、セミナーも、見学会も、もちろんCMも無し。

過去のお客様からの紹介だけで、年間30棟くらい

受注しているということでした。

 

そのあたりのお話もいろいろと聞けて、

参考にもなりましたが、それ以上に社長さんの

人間性や仕事に対する姿勢に感じ入る所があり、

とても感慨深い視察になりました。

 

 

翌日には、「国際パッシブハウスセミナー」という

セミナーに参加しました。

パッシブハウス、ゼロエネルギー住宅・・・

色々な話がありますが、今後、エネルギーの消費量が

少なく、かつ快適な住宅が求められていくという

方向性には間違いありません。

 

ただ、「住宅」はホントに難しいと思います。

 

色々な研究がなされていますが、1軒1軒が違うものなので、

間取りで強度は大きく異なり、構造計算は参考程度に

考えた方が良い、と言われることもありますし、

断熱材の性能が高くても、施工で隙間ができると

意味がなかったりかえって危険な場合もあります。

 

窓の数や大きさ、引違いか開き戸か、といったことも、

性能には影響します。

 

反対に、この点の性能については、この値以上良くしても

意味がない(他の条件の影響の方が大きい)という

議論もあったりします。

 

色々な方向から色々な論点があり、大変難しい

業界なのですが、 重要なことは、思考停止する

ことなく、常に「総合的に見て安全、快適な

住宅を創る為の方向に向かっているか」という

最終目的を意識し続けていることだと思います。

 

学ぶことの多い出張に同行させて頂きました。

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